第2話 虚炉さんは実はピュア?


 僕はまた、屋上で激えろ同人誌を読んでいた。

「ギャルってやっぱり良いな、スタイルいい人が多い気がする」

「何言ってんのオタクくん、それは人が書いてるからでしょ、そんなスタイルの人滅多に居ないよ?」

「うわっ!びっくりした…」

「ご、ごめんね、そんなにびっくりするとは思って無かった」

「勝手に人のスマホ覗かないで下さいよ!」

「ごめんって!」

「まぁ、見られて減るもんじゃ無いしいいですけど」

「いや、普通見られたらめっちゃ恥ずかしいもの見てたと思うんだけど」

「僕にとっては減らないんですよ」

「流石だね、種付けオタクくん」

「そのあだ名他の人の前では絶対言ったらダメですよ、そういう事してるって噂されますよ!」

「噂じゃなくて真実ほんとうにしてみる?」

 そう言って虚炉さんは制服のネクタイを左右に手で動かした。

「アーソウイエバオタクトモダチトフィギアノカンショウカイスルンダツタナァイソガシイナー」

 猛ダッシュで逃げた。

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大丈夫ですか虚炉さん。 目蛾遺体 @SAnaDasuTeisAmU

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