オフィスを舞台に繰り広げられる、個性豊かな登場人物たちの会話劇がとても魅力的。登場するキャラクターたちは、みんな表情が生き生きとしていて、それぞれの言葉のやり取りにテンポの良さが感じられます。特にスミレと弥生の掛け合いはコミカルでありながらも、どこか微笑ましく、読んでいるうちに自然と二人のやり取りに引き込まれます。
また主人公・夏樹の冷静ながらも絶妙な受け流し方が、この物語の軽快な雰囲気をより際立たせているように思います。仕事中なのにどこか緩い空気が漂う職場風景は、リアリティがありつつも温かみがあって、思わずクスッとしてしまう場面がたくさんあります。
これから彼らの関係がどう変化していくのか気になります。軽妙な掛け合いと、少しずつ見えてくるキャラクターの背景が、今後どのように物語を動かしていくのか楽しみです。
真面目に仕事がしたい主人公と、それを放っておかない美女二人のオフィスラブコメから、お話が始まります。
豊乳で奔放な先輩と、ちっぱいでやや冷静な後輩。
何とか彼の気を惹こうとやりあう姿が、面白くて微笑ましいです。
でも彼にはそんな気はないみたいで、天然でサラりと交わされる始末。
めげない彼女達ですが、そんな彼はどうやら、人には言えない秘密があるようで……
ここから先は、作者様があらすじで書かれていることと、繋がっていくのでしょう。
読みやすくて綺麗な筆致で進んでいくコメディが、これからどんな展開をみせるのか?
まだ始まったばかりの本作ですが、これからの三人を見守ってみてはいかがでしょうか?