【解説】植木鉢を投げる子ども
男の子が植木鉢を投げていた理由は、別に寂しかったからでも園が休みだったからでもない。
主人公に助けを求めていたのだ。
ある日、男の子の母親が玄関で倒れてしまい、そのまま亡くなってしまった。男の子はなんとかして主人公に助けを求めたかったのだが、アパートの玄関は内開きで、母親の亡骸を移動させる力のなかった男の子は部屋から出ることができなかった。
なので彼は知恵を振り絞ってベランダや室内においてある観葉植物を鉢ごと外へ投げることにした。しかし部屋で起きている異常には誰も気付いてくれない。
男の子は、主人公が下の階に住んでいることを思い出し、足踏みをしたのだが……。
誰にも気付かれないまま室内から投げられるものも無くなり、体力も限界がきてしまった男の子はそのまま力尽きてしまう。
アパートには静けさが戻る。
主人公が母親に報告をするため、廊下で待ち続けていたときにはもう……。
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