妊娠!???

寝起きの俺、朝から絶望していた。

「今さらだけど…昨日…あんなにシたのに…

 ゴム付けてなかったぁーー!!!!!?????

 ど…どうしよう…さ…さすがにあれだけの量…終わったーーー」


「ちょっとー 学校に行きなさーい」

「はーい。お母様ーーー」


一旦落ち着こう。何も…そう決まった訳じゃないじゃないか…!!

そうだよな…! する訳ないよな…?? ハッハッハハ


っと…もう学校か…ん…? あそこに立ってるのは…?

栞彩……??

誰かを待ってるっぽい…

ま…まさか…な……??


「ねぇ~あなた♡妊娠、シちゃった♡」


ヤバい。こんな未来しか見えてこない…


「あ~陸太。居た~」


来るな…来るな… あぁ…終わった…

先に思い切って言ってやろう。


「すまん!本当に情けないと思ってる。

 責任はちゃんと取る。すまん。許してくれ」


「え!? 何のこ……

 あれ~もしかして…!妊娠しちゃったって思ってるの?」


「は!?してないの…か…?さすがに…あれだけの量…」


「大丈夫だよ~。前もってピル飲んでるって! 私を褒めてよ~!」

栞彩は得意げに言うのだった。

「お…お前~!(涙)」

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