第2話
「まずい!奴等の中に魔導士がいやがる!建物ごとぶち壊す気だっ!!」
ガヤガヤと周りが騒ぐ中、一周回って冷静になった私は寝ていたのであろうベッドから立ち、自分の体の感覚を確かめる。
うーん、完璧に違う人の体だな。
そもそも背が高い、2m?までは行かなくても190くらいはあるな。
筋力は、、、なさそうだ
細いなー、何を食べて生活してるんだろう?
そういや敵襲、だったか。
異世界転生の小説とかアニメでもいきなりこんな修羅場な空気感から始まらないでしょ。
とはいえ、何もしないとダメな空気感は流石にわかるので、私を団長と呼んでいた若い男性に声をかける。
「なあ、敵襲のところすまないが君の名前は?」
「え?どうしたんすか、いきなり!?」
「時間がないんだろう?早く答えなさい」
いきなり何言ってんだ?こいつ?
のような顔をしながら渋々答える彼。
「ルークですよ!マジで今話することじゃないでしょう!レオン団長!、、そこ!魔法で攻撃されると崩れて危ないから離れろ!」
レオン、団長、ルーク、、、
貴族が敵?なんか聞き覚え、というか。
ガラガラ!!とレンガのような壁が崩れ去り、1人の男性が声を張り上げる。
「動くな!森羅旅団!対抗しなければ殺しはしない!!ラインフェルト家の名にかけて誓おう!!」
美しい金髪に煌びやかな装備を見に纏ったイケメンであった。
マジか、双界戦線かよ
死ぬじゃあないか
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