第7話 復讐②

 金属バットで何度も高峰の腕と足を痛めつける。

 コイツの腕と足から血が飛び散り、俺の制服にかかる。


 制服が汚れたことなど気にせず、再度俺は高峰の腕と脚を痛めつける。


 たぶん、もうコイツの腕と脚は折れてるだろうな。

 動くことすらままならないだろう。

 でもまだ意識はあるみたいだ。

 今も赤ん坊のように泣いてる。

 ほんと高峰の泣き顔はブサイクだな。

 はは、笑っちまうぜ。

 

 さて、次は優菜を痛めつけるか。


 俺は優菜に目を向ける。

 目が合うと彼女の体は恐怖で震えていた。

 ビビってるみたいだ。


「今度はお前だ、優菜」


 俺がそう言うと優菜の顔は青ざめる。

 ボロボロと涙まで流していた。

 なんで加害者のお前が泣いてるんだよ? 

 泣きたいのは俺の方だ。


「い、いやだ!? 死にたくない!? こんなところで死にたくないよ!?」

「……」

「こ、殺さないで……お願いだからあたしのこと殺さないでっ!?」

「ダメだよ、お前は絶対殺す」

「い、いやだぁぁ!! いやだぁぁ!? 死にたくない!! まだ死にたくないよ!!」

「そんなに死にたくないの?」

「う、うん……死にたくないっ! なんでもするから許してっ! お願いっ!」

「へぇ〜、何でもしてくれるの?」

「うんっ……なんでもするっ。なんでもしてあげるから殺さないでっ……」

「なら俺の舐めろよ」


 俺がそう言うと優菜は「え……?」と声を漏らす。

 混乱している様子だった。


「おい、何してんだよ、早く俺の舐めろよ。殺されたいのか?」

「わ、わかりました……舐めるからっ……今すぐお口でしてあげるから殺さないでっ」

「ちっ、早くしろって言ってるだろ!? 遅いんだよ!!」

「は、はいっ!?」


 優菜は床に膝をつき、俺のズボンと下着を同時に脱がせる。

 下半身が外気に晒された。

 

「ほら早く舐めろよ」

「う、うん……」


 優菜は涙を流しながらご奉仕を始める。

 相変わらずコイツのテクニックは凄いな……。

 マジで気持ちいい。


 俺は高峰に声をかける。

 

「おい高峰、見てみろよ。お前の彼女、俺のヤツ一生懸命舐めてるぜ?」

「っ……」


 今も必死にご奉仕している優菜を見て高峰は絶句する。

 ぷはははっ、コイツめっちゃショック受けてるぞっ。

 いいね、その顔。もっと見せてくれ。

 俺に見せてくれっ!!


 高峰が鋭い目つきで睨んでくる。


「佐藤和樹!? お前だけは絶対許さねぇぞ!! 殺してやる!! 今殺してやる!!」


 高峰は俺を殺すために体を動かそうとする。

 だが体はビクともしない。

 そりゃそうだ。

 アイツの腕と足は骨折してるからな。

 動けるはずがない。


 お前は俺と優菜の行為を見て自家発電でもしてろ。


 ははっ……ははははははははっ!!!


 やべぇぇ……復讐めっちゃ楽しいんだけど!! 

 これやべぇえわ……楽しすぎて脳汁がドバドバ出てきた。

 あぁぁぁ……もっとだ。

 もっとコイツらの心を絶望に染めてやる。


「おい、優菜」

「な、なに……?」

「四つん這いになれ」

「え? な、なんで……?」

「ちっ、早く四つん這いになれ!! 殺されたいのか!?」

「わ、わかったよ……」


 俺の命令に従い、優菜はベッドの上で四つん這いになる。

 俺は優菜の後ろにまわり込む。

 彼女の腰を掴み、強引に求めた。


 そう、俺と優菜は一つになったのだ。

 優菜は俺の行動に驚きを隠せずにいた。


「ちょ、ちょっと何してんの!?」

「何驚いてるんだよ? 嫌なのか?」

「嫌に決まってるでしょ!? アンタみたいなクズとしたくないっ!」

「はいはい、そうかよ」

「きゃっ……ちょ、ちょっと何してんの!? アンタのしてることレイプだよ!? わかってる!?」


 優菜の言葉を無視して俺は乱暴に身体を動かす。

 彼女は「い、痛いっ……痛いよっ」と悲鳴を上げていた。

 そんな俺たちを見て、高峰の顔は青ざめていた。


 高峰の顔凄いことなってるな。

 人間って追い詰められるとあんな顔できるんだ。

 凄い凄い。

 

 俺は優菜の髪を引っ張る。

 すると彼女は「っ!?」と声にもならない悲鳴を上げた。


「か、髪引っ張らないでっ!?」

「黙れ! カス野郎!! 俺様に喋りかけんな!」


 俺は優菜の髪を引っ張り、もう片方の手で彼女のお尻を叩く。

 パシンと乾いた音が鳴り響く。


「や、やめて!? お願いだから痛いのやめてっ!!」

「……」

「あぁぁぁぁぁぁぁ!? 痛いのやだぁぁぁぁ!! 痛いのやだよぉぉぉぉ!! 助けて!! 誰か助けてぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」


 何度も優菜のお尻を叩く。

 叩きすぎて彼女のお尻は真っ赤に腫れていた。

 うわぁぁ……めっちゃ痛そう。

 

 優菜は「やめてぇぇぇぇ!! お願いだからやめてっ!!」と懇願してきたけど、それを無視して髪を引っ張りながらお尻を叩き続けた。


 泣け叫ぶ優菜を見て、高峰は悔しそうに唇を噛み締める。

 今のアイツは怪我のせいで身体を動かせない。

 助けに行けないことが悔しいんだろう。

 

 ラストスパート優菜を激しく求め、最後は彼女の中で終焉を迎えた。


「う、うそ……? な、中に出したの?」

「あぁ、たくさん出したよ。俺の赤ちゃんできるかもなぁ? ははっ、はははは!!」

「っ……ひ、ひどいっ!? 酷すぎる!? どうしてそんな酷いことするの!?」

「は? 何言ってんだよ、お前。先に酷いことしたのはお前だろ!! お前が先に浮気したんだろ!! 被害者ずらすんじゃねぇっ!! このカス野郎がぁぁぁ!!!」


 イライラしすぎて、気づいたら優菜の顔面を殴っていた。

 

「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!? い、痛いっ!! 痛いよ!!」


 ヒステリックに泣き叫ぶ優菜。

 気にせず優菜の顔面を殴り続ける。 

 殴りながら優菜に話しかけた。


「言っておくが、俺は女でも容赦しないぞ」

「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!? い、いたいぃっ!? 痛いのやだぁぁぁぁぁっ!?」


 ひたすら優菜の顔面を殴り続ける。

 殴りすぎて、優菜の綺麗な顔面がどんどん歪んでいく。

 はっきり言って今の優菜は美人とは呼べないな。


 優菜を殴るの楽しいけど、なんか疲れてきたな……。

 腕めっちゃ痛いし。

 よし、次はこれで優菜をボコボコにするか。


 俺は床に落ちている金属バットを拾う。


「今度はこの金属バットでボコボコにしてやるよ!」

「や、やめて……お願いだからやめてっ……。そんなので攻撃されたらアタシ死んじゃうよっ」

「うん、そうだよ。お前は死ぬんだ」

「い、いやだぁっ……死にたくないっ、死にたくな……ぎゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!?」

 

 ベラベラと喋ってる優菜の顔面に金属バットをフルスイングした。

 うわぁぁ……鼻の形が曲がっちゃったよ。

 すごいなぁぁ。

 鼻血まで出てるし。

 

 再度俺は優菜の顔面にフルスイングした。


 彼女の綺麗な歯が砕ける。

 顔面は血まみれになり、綺麗な顔はぐしゃぐしゃになっていた。


 すげぇぇ……優菜の綺麗な顔が潰れたトマトみたいになってる。

 なのにまだコイツ生きてるよ。

 すごいな……。

 ゴキブリ並みの生命力だね。


 俺は頭上に金属バットを持ち上げ、優菜の顔面に振り下ろした。


 何度も何度も金属バッドで彼女の顔面を痛めつけた。

 気づいたらさっきまで正気を感じられた目は虚ろになっており、金属バットで殴っても悲鳴を上げなくなった。

 あれ? 急に悲鳴を上げなくなったな。

 もしかして痛みに慣れたのかな?


「おい、優菜さん? 大丈夫?」


 優菜に声をかけてみたけど、彼女は返事してくれなかった。

 あぁぁ……こりゃ死んだな。


 そう、霧島優菜は死んでいた。

 俺がこの女の人生を終わらせたのだ。

 

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