第46話
彩加、ごめん。
本当にごめん……
彩加の頭の中には克樹の言葉が渦巻いている。
克樹を苦しめてしまった。
克樹を泣かせてしまった。
家に帰っても、彩加は自分の部屋の青色のソファに座ったまままんじりともしなかった。
克樹の中にはまだお姉ちゃんがいる。
克樹は自分がこんなに苦しいのに私の気持ちを考えてくれた。
どうしよう……
私、やっぱり克樹が好きだよ。
彩加は顔を覆って泣き出した。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます