第31話
練習試合の日が来た。
先攻は花崎高校。森里高校は後攻である。
克樹は公式戦と同じく、白地にMORISATOの文字の入ったユニフォームで背番号は1である。両校の生徒達の見守る中、彩加は森里高校側のベンチでスコアボードを持って座っていた。一方の杏奈は花崎側のベンチにいた。サイレンこそ鳴らないが、緊迫した雰囲気の中で試合は始まった。
1回表、花崎高校の攻撃。
克樹はマウンドに立っている。
迎えるバッターは1番のセンター山口である。早速、応援席の生徒達が息を詰めて見ている。その中で克樹に星崎からサインが送られる。克樹は頷くと大きく振り被った。
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