第23話
杏奈の手はノートに書いた英文の途中で止まっている。宿題をしていた筈なのに一向に捗らない。いつの間にか頭の中には克樹の事が浮かんでいる。
秋も深まり、そろそろ冬支度に入る。
夏の甲子園予選大会まではまだ日にちがあるが、やらなければならない事は沢山ある。克樹はエースピッチャーとして他の部員達よりも率先して練習を熟している。
克樹と杏奈は学校が違うので、試合では敵同士になる。花崎高校は未だにベスト8まで行った事はない。克樹のいる森里高校も準決勝が最高だった。来年こそは決勝戦に進出したい。それが克樹と杏奈、共通の願いだ。
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