物語、キャラから考えるか、ストーリーから考えるか…という話
新作の青写真どころか主人公像すら決まらない夜行虫です。ここが一番大事なので慎重に進めたいけど、うろっとしてると締め切り前に死ぬことになるんだよなということで、早い段階で方向性を決めたい秋の夜長、ようやく涼しくなってまいりましたが皆様いかがお過ごしでしょうか。
なんていうかあれですよね、カクヨムといえば書き手同士の交流のサイトということで、同じく創作論をしたためていらっしゃる皆様のところをいくつかうろちょろ回ったりしておりました。みんな苦労してるよなあ、うんうんわかるよなどと頷きつつ、ちょっと気になる問題提起を見つけたのでちょっと考えてみます。
『物語はストーリーから考えるか、それともキャラから考えるか』。
これ、考えれば考えるほど『卵が先か、鶏が先か』みたいな話だよなあと思うわけです。てか、両輪だよね。どっちが欠けても車はちゃんと進んでいかない。
ただまあそれでもあえて、どちらから着想した方が組み立てた車がよりスムーズに進んで行くのだろうかと考えると、それはやっぱり『キャラ』なんじゃないかなあと個人的には思います。
ていうかそもそも、ログラインと呼ばれるものの根本は『○○な主人公が、○○する話』と作るのが普通なもんで、結局のところ、主人公のキャラ性とは切っても切り離せないんですよね。
そんなわけで、『①どういう主人公が、②どういう状況に置かれて、③どういうことをする話』という順番で着想していくのがスムーズなんじゃないかなあと、現段階の僕は考えています。
もちろん、ストーリーから考えるのがだめなのかというと、決してそんなことはなく、ストーリーラインから発想したとしても、その流れがちゃんとキャラクターとして生きた軌跡になっていれば、それでいいと思います。
ただ、往々にしてそういう順番で行ってしまうと、『ストーリーにキャラが従属させられてしまう』状態になりがちなので、失敗しやすいような気はしてます。個人的には何回か反省案件もあったりなかったり、やっぱりあったりします。どっちやねん。
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