【最終落選あるある】同時に最終残った人を勝手に「同期」と思いこむ
あると思います。
その期に候補に残った人に対しては勝手に親近感を抱いていますし、その期に受賞した人の作品が出版された日には、
「あー、あの時、受賞してたら、僕の作品も本になってたんだなあ~」
などと勝手に感慨深くなってみたり。
死んだ子どもの年齢を数える行為と、さして距離はないように思います。
僕が初めて最終に残った「同期」には、受賞してなくても今も書いている人もいれば、受賞後もう作品を出さなくなって久しい人もいます。
その時は落選でも、別の賞で受賞してデビューした人もいます。ちなみに、その人はもう長らく次の作品を出されていません。
受賞した才能のある人が書けなくなって、受賞もできない、才能もない僕なんかがいまだに書き続けている、というのは少し思うところもあります。
良くも悪くも投稿者は、受賞しないのならば投稿者を続けるか、それとも辞めるかしか選択肢がありません。
『辞める』が撤退だとすれば、『続ける』は現状維持。受賞しなければ、僕らは一歩も前には進めない。
往年の名作『ヒカルの碁』で、和谷というキャラがこんなことを言います。
『プロ試験に受からない限り、俺たちは一歩も前に進めないんだ』
限界投稿者を続けていると、和谷のこのセリフが、いつも頭をよぎります。
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