『企画』の取っ掛かりになるワンセンテンスを作るのは結構難しい
ちょっと創作論ぽいことを書こうと思います。
僕は今、とある賞への投稿が終わってひと段落、次の作品の企画に取り掛かろうか、というところなのですが、そこで問題になってくるのがこの『企画』というやつです。
まあこんなところに来るような方は、『ログライン』という言葉を聞いたことがある人も多いんじゃないでしょうか。
要するに、
『その作品を一言で言い表すとどうなるか』
『どんな人が、どんな状況に置かれて、どんなことをする話なのか』
みたいな話(ざっくり)なんですが、まずはこれをドンドコ作っていくのが企画の第一歩になります。
ところがやってみると難しいんだ、これが。
自分の中で「いけるやん」となっても、他の人に見せて「面白そう」って思ってもらえるか。
そこには結構高いハードルがあります。
やっぱり、短いワンセンテンスで「面白そう」と思わせるのはかなり難しいんですよね。
僕もできませんし、できないからこそ燻っている、というところもあります。
また、ログラインを作りましょう、はよく言われますが、じゃあどんなログラインがいいログラインなんですか、ってところは結構みんな悩んでると思うんですよね。
ツイッターなんかで素晴らしい創作論をぶってる人はナンボでもいますし、細かいことはそういう人の見解を見てもらえばいいのかなーと思うんですが、最近こんな記事を発見しまして、参考になりそうなので紹介させていただきます。
https://note.com/mi_muramatsu/n/n9c85f2c3d7ea
有料部分は読んでない(すみません)ので何とも言えないんですが、この無料部分に書かれている5つの要素は僕がぼんやり考えているものとかなり重なっていて、個人的には唸らされました。
以下、引用です。
>>
① 面白さ
② 新味
③ わかりやすさ
④ 納得感
⑤ 発展性
面白さがないとエンタメになってません。新味がないと他作品との違いが出ません。わかりやすさがないと理解されません。納得感がないとキャッチーにならず、発展性がないとストーリーとして盛り上がっていきません。
良い企画案は人に話した際に 「なるほど〜!それは新しいor面白い!……こういうこともできそうだし、ああいう展開もありそう!」 という反応をもらえます。
これは
・「なるほど〜!」→納得感
・「新しい」→新味
・「面白い」→面白さ
・「こういうこともできそう〜」→発展性
・(内容が理解されている)→わかりやすさ
という形で対応していて、上記の要件を満たしているから起こるリアクションだと思います。
<<
これ、すごくいいまとめなんですよね。
要するに、こういうのがいい企画であり、いいログライン作りにつながっていくんだと思います。
各要素ごとに色々あると思うんですが、一番引っ掛かりそうなのが、『面白い』じゃないでしょうか。
『面白い』には人それぞれ、色んな解釈があります。
だからこそ『面白ければそれでいい』なんて言われちゃうと、かえって違う方向の沼にハマってしまうこともある。
そういう意味で、『面白い』は個人的には要注意の単語かなと感じています。字面通りに捉えるのはよくないぞ、と。
『面白い』の考え方については、次回以降で書きたいと思います。
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