応援コメント

「無自覚な利用 「クララは歩かないといけないの? 少女文学にみる死と障害と治癒」/ロイス・キーツ」への応援コメント

  • テレビのボランティア系番組のような?本人の意識よりも第三者が気持ちよくなるのが目的、という図式にも重なります。おそらく女の子が元気になった方が「いいお母さん」になってくれて「健全な社会」を支えてくれそうですし。そういうのが絡み合った作品なのかなと思いました。面白そうです。

    作者からの返信

    柊様

    体調を崩しており、お返事がとても遅くなりまして申し訳ありません。

    そうですね。その図式です。この本は以前取り上げた、「挑発する少女小説」に引用されていた文献で、障害者は引き立て役を引き受け、少女は良妻賢母を目指すことに帰結する、そういう「健全な社会」の成立に文学が資する、そういう時代背景だったようです。そこに「障害を抱えたまま生きる」という発想はなく。

    物語を作る私たちにも、柊様の仰るような「第三者(※筆者)が気持ちよくなるのが目的」になってしまう危険性があるなと思いました。
    ちょっとうがちすぎでしょうか💦