嘘発見器

ジョージは世界を揺るがすとてつもない発明を成し遂げた。嘘発見器を作成したのだ。

正義感に溢れるジョージは噓発見器をすぐに警察のもとへ持ち込み、裁判に活用してほしいと頼み込んだ。

ジョージの作った噓発見器が正確そのものであると確認した警察はすぐさま裁判に噓発見器を使用し、犯罪者は軒並み逮捕される結果となった。

しかし、とある殺人の容疑で捕まった容疑者は嘘発見器を前にしてとても余裕そうな雰囲気を出している。

「おい、この噓発見器を使えばお前が殺人したかどうかはすぐにわかるんだぞ!」

へらへらとした態度を取り続ける容疑者に対し裁判に居合わせたジョージは机を叩いて激昂した。

「だったら早く使ってみな」

「後悔しても遅いぞ!」

容疑者の挑発に乗りジョージは容疑者に嘘発見器を取り付けた。

それを見ると容疑者は意気揚々と口を開いた。

「俺は嘘つきだ!」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る