第38話 ルチアとゴブリン


「サトウ様、おはようございます。」



 ロベルタはメイド服というか、ほぼ下着で俺を起こしに来た。


 思わず抱きしめて布団に引き込み服を着たまままたロベルタを堪能してしまった。



「もう……サトウ様、もっとここに足を運んでくださいね。」



    ▽



 エルチェの屋敷に戻るとデブ貴族は、ルチアにまた絡んでいた。



「ルチアー、どうしたのー。昨日はあんなに僕のこと好き好きしてたのに。」



 ルチアはお尻を触られようが、胸を揉まれようが、スカートの中に手を入れられようが完全無視である。



「サトウ様、おはようございます。」



 ルチアは胸元から入れていた手を払いのけて、俺の膝の上に乗りすりすりと俺の胸に頬ずりした。


「ルチア……。」



 デブ貴族はがっかりしてリナのほうにすり寄ったがリナにも無視をされ、とぼとぼと食堂を出ていった。


 昨日、馬車で進んだところまで転移で移動して森の中の道を馬車で進む。

 森に入ると魔物の数が多くなった。ゴブリンが割合として多く、オーガ、サイクロプスも出現した。

 俺も御者席から弓矢で魔物を討伐していった。


 しばらくすると魔物が全く出てこなくなったので、魔力を広範囲にただ寄せてみたが、それでも魔物は全く出てこなかった。

 森の中に魔物の反応はあるので、いるのは間違いないのだが何かおかしい。


 何も出てこない街道を馬車が進むと、立派な城壁が見えてきた。

 城壁で門を守っていたのはエルフだった。

 エルフは馬車の紋章を見ると横に突き出していた槍を縦にした。


 そのまま素通りできそうなので、何も言わずに通っていく。



「レダ、どうして通れたんだ。」


「エルチェ城主のエンブレムが入っているからですよ。

 各城主関係者は無関係に城門を通ることができます。」


「そうなのか。エルチェ城主に感謝しないとな。」



 俺の膝の上で服の中に手を入れられながらレダが答えた。



「レダ、とりあえず宿に馬車を停めよう。

 知っている宿があれば先導を頼む。」


「わかりました、ご主人様。その宿で抵抗しない私を押し倒すのですね。」



 レダは御者席にいるリナに道を案内し始めた。


 馬車の窓から、ちらっと見ると獣人や人間もいるが約8割がエルフだった。

 街道沿いにある大きな宿の前で馬車が止まった。


 馬車を降りると女のエルフが馬車の扉前で待っており、降りる手を持ってくれた。



「いらっしゃいませ。

 当宿へようこそいらっしゃいました。

 お荷物はありませんでしょうか。」


「荷物はいい。」



 馬車を収納すると馬を他のエルフが馬屋に連れて行った。



「ありがとう。

 この方は勇者一行のサトウ様よ。

 この宿で一番いい部屋に案内して。」


「勇者御一行のサトウ様でしたか。

 失礼しました。

 こちらへどうぞ。」



 レダがドヤ顔でエルフに話しかけるとエルフはびっくりした様子で宿の中に案内してくれた。


 吹き抜けのロビーから階段を上り、奥の部屋に通された。



「こちらのお部屋をお使いください。

 勇者御一行の方からお代はいただきませんので、心ゆくまでいつまででもお泊りいただいて大丈夫でございます。」



 部屋に案内されると5部屋ほどある立派な客室だった。

 風呂も5人同時に入れるくらいの大きな風呂だ。


 レイエスは街の中にも魔物が出現すると言っていた。

 あの立派な城壁を突破した魔物がいるのか。

 城壁の上にも騎士が配置されていたし、飛んできたら発見されるだろう。



「最近、若い女性が姿を消す事件が多くあります。お気をつけくださいませ。」



 エルフの部屋担当の女が帰り際に忠告してドアを閉めた。



  ▽



 夜のレイエスの街をルチアが歩かせている。

 簡単な囮だ。

 俺も後ろから後をつける。


 広い街道へ行ったり、細い路地裏の道を歩いたり歩いていると、薄暗い路地裏で2人の男がルチアの前に姿を現した。

 ルチアが足を止めると後ろにも1人ルチアに近づいてきていた。



「あなたたちは誰ですか?」



 あの3人の魔力、人ではない。

 おそらくゴブリンだろうが外見は背の低い人間に見える。

 無言でルチアに近づいていく。



「ちょっとやめて……」



 ゴブリンはルチアの両手を後ろに回し、連行するように歩かせた。


 一匹のゴブリンは我慢が効かないらしく、歩いているルチアのスカートの中に手を入れたり、首筋を舐めたりちょっかいを出している。


 ルチアは狭い路地を抜けて大きめの建物に入っていった。

 建物の床に隠し扉があり、その階段を降りていった。

 階段の下には牢があり、すでに3人が牢に入れられていた。


 ルチアが牢に入れられて、しばらくすると階段を新たに降りてくる足音がした。



「どれどれ今回はどんな女だ。

 おっ、今回は当たりだな。

 あいつら若い女なら何でもさらってくるからな」



 そう言うと小太りの30代位の男はルチアを見てニヤニヤしながら牢から出した。

 

 男はルチアの服を無理矢理にいでいく。



「いや……」


「こんな胸元開いた服着てて、いやってこと無いだろう。」


「それは……あっ…」


 

 ルチアは乳房の先端をギュッと摘まれて、体をびくっと震わせた。


 男は乳房を撫でながらルチアの後に回り、尻を撫でた。



「いい尻だ。」



 下に座り、ルチアの白い太腿を舌で舐める。



「何?剃ってるの?いやらしい子なんだね。」

 


 ルチアの剃られた箇所を執拗にこする。



「いや……で……出ちゃう……」



 ルチアは爪先立ちになって尻を突き出しながらシャーッと床に噴き出した。



「あろら、こんなに汚しちゃって。」



 男は指でルチアの中を刺激して何度も楽しむように飛沫を出させた。


 足をガタガタと震わせるルチアの後ろからルチアの体を叩く。



「ほらほら、このいやらしい雌豚さん、自分で入れるんだよ。」



 ルチアは体を上下にさせて場所を確認しながら体を動かして、自分の中に男を受け入れていった。



「おっ、すごい締まるわー。名前何ていうの。」


「あっ……ル……あっ…ルチア……あっ……」


「この変な服はどこで働いていたの?」


「き……教会で……あっ……」


「教会なのにこんなにエッチなの?やばいじゃん。」



 ルチアは自分で腰を動かして男を根本まで咥えこんでいる。



「剃ってたてことは好きな人いたんでしょ。」


「あっ……それは……あっ……」


「ちゃんと答えないといたいよ。」



 ルチアは尻を強く叩かれ、赤く手形が付いた。



「やめて……い……います……」


「やっぱり、好きな人がいるのに自分で入れちゃうんだ。ルチアはいやらしいな。」



 男は満足するようにルチアの乳首をギュッと摘み、パンパンと音を出してルチアを腰で叩きつけだした。


「ほらほら、自分で動いちゃってるじゃん。無理矢理連れてこられたのにそんなにしてほしいのか?」


「いや……あっ……違う……あっ……」


「ルチアの中気持ち良すぎてもういきそうだわ。んっ」



 ルチアは体をブルブルと震わせて、地面に座り込み、割れ目から白い汁をポタポタと滴らせた。



「また、相手してやるからな。でも、次は俺のこともわからないくらいやられておかしくなってるかもな。ははははは」



 男はルチアを牢に入れないまま階段を上がっていった。



「サトウ様ごめんなさい……私……気持ちよくて……」



 そのまま地面に座り込むルチアを見ていると階段を降りてくる足音が聞こえてきた。



「オレノヨメ、カワイガル。」



 先程の人間に化けていたゴブリンだ。


 ゴブリンは服を脱ぎ捨てて地面に座り込むルチアを床に押し倒した。



「オレノコドモ、ウメ。」


「いや……」



 ゴブリンは嫌がるルチアの手を押さえつけて口に自分の長い舌を無理矢理に入れながら腰を動かしてルチアの入口を探った。



「ヒヒヒヒ」



 ゴブリンはルチアの体のことなど構うことなく力ずくで中に入っていき、自分の体をルチアを打ち付け始めた。



「オレノコ、オレノコ。」


「痛い……あっ……」



 涙ぐむルチアの目元をペロペロと舐めてニヤニヤしながらルチアの体を爪で引き裂いていく。

 傷口から血がに滲み出てくるとそれを舐めて喜んだ。



 ゴブリンの体液を体の中に流し込まれると、また次のゴブリンが現れた。



 「も……もう……やめて……」



 ゴブリンたち次々と現れ、ルチアを乱暴に押し倒して自分の体液をルチアに流し込んでいった。


 ルチアの割れ目から気泡がコポコポと溢れ出して何匹もの体液が溢れ出してきている。


 地面に横たわって小さく震えるルチアを抱きかかえて宿の寝室に転移する。



「サトウ様……ごめんなさい……」



 泣いてしまったルチアの唇に唇を合わせる。


 俺の頭を抱きかかえて俺の口の中に舌を入れてくるルチア。

 ルチアに抱きつかれキスをしたままベッドにおろし、白い液体を垂れ流すルチアの中に入っていく。


 ルチアの中は他の雄の体液でドロドロになっていた。



「あっ……サトウ様……こんな汚い女で……すみません……」



 ルチアは体を痙攣させながら自分でも腰を動かして俺の体を求めた。

 魔力をルチアの中に放出するとこれまで以上に体を震わせて気絶してしまった。


 ベッドを立つとレダが部屋に入ってきた。



「こんなに傷だらけで、誰ともわからない体液を体内に噴き出させられていやらしい女。」



 レダはルチアの体を濡れタオルで拭きながら、震えるルチアの股の間に顔を埋めて、中からジュルジュルと音を立てて吸い出した。


 その後も血が滲むルチアの体を舌を使って舐め、気絶するルチアの口の中も舌を入れて綺麗に掃除した。

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