第37話 ロベルタと植物魔法

 ココをレナータに任せてエルチェの城に戻ってきた。


「もう、どこかに行ってよ!しつこい!」


「俺のことが好きなんだろー。昨日はあんなに愛し合ったじゃん。」


「昨日はしょうが無くよ……」



 まだ、リナとデブ貴族がまだ乳繰り合っていた。

 リナが俺を見つけると急にしおらしくなった。

 デブ貴族はここぞとばかりにリナの体を撫でまわし始める。



「おまえなんか……」


「何か言った?」



 デブ貴族はリナの服の中に手を入れて反応の薄いリナの肌の感触を楽しみだした。


 そんなリナを遠目で見ながら食事を食べる。

 リはずっとこちらを恨めしそうに見てくる。


 デブ貴族にもてあそばられているリナをジロジロ見ていると、突然視界を遮るようにレダが俺の前に立った。


「サトウ様、勇者パーティーの討伐はしばらく先になるのですが、エルチェの冒険者依頼に気になるものがありまして報告に来きました。」



 レダは俺の横に来て、こそこそとその内容を俺に耳打ちした。

 内容を全て話し終わったのにいっこうに顔を離さないので軽く唇を重ねる。



「ご主人様、私はそんなつもりで話したわけではありませんよ。」



 一体どんなつもりだったのか。

 

 レイエスというエルチェの真東にある都市からの依頼で、その森の魔物討伐だと言う。


 時間もあるので依頼を受けることにした。

 レイエスには以前立ち寄ったイデンに転移し、イデンから南東へ街道を馬車で進む。



 この馬車はエルチェの城主に討伐に行くことを話をしたらエルチェ解放のお礼に馬車を一台進呈してくれたものだ。


 馬車はエルチェ城主の紋章が入っており、中に入るとやはりと言うべきか半亜空間になっていた。

 馬車の中には大きなベッドと、ソファー、テーブル、椅子などが余裕を、持って配置されている。



「レダ、今回依頼はとんなものなんだ。」



 レダは馬車の中の配置を見直して自分好みに直していたが、サッと俺の前に移動した。



「今回の依頼はレイエスという街の領主から発行されたものです。」



 レダはキリッとした表情で俺を見つめ、ベッドに座る俺に少しづつ近づいてきた。


 今日はメイド服だがいつもよりかなりスカートの丈が短い。


 スカートから真っ白な足がすらっと伸びているのが見える。

 

 俺は目の前の太腿を両手で撫でてみるとビクッと体を震わせた。



「聞いているのですか。」

 


 怒られたので手を離そうとするとレダは俺の手を持ち、再び太腿に手を当てさせた。触っていてほしいようだ。



「レイエスの街の外に魔物が大量発生、街の中にも出現が確認されたようです。」



 レダは俺の太腿の間に少しづつ分け入ってくる。

 レダのお腹が目の前に来ていて、レダが自分でメイド服を少しづつめくりあげると、白い乳房が目の前に現れた。

 ノーブラだ。


 俺はレダの乳房の先端を舌を出して突くように舐めた。



「んっ……」



 レダがブルッと一瞬震えた。



「確認されている魔物は主にゴブリンですが、ジェネラルやメイジ等の上位種も確認されています。」



 レダの太腿からスカートの中へと両手を移動させると下着の感触が無い。

 こんなに真剣な顔をして説明をしているのにノーパンとは。


 レダの顔を下から見てみても、冷たい表情で俺を見ているだけである。

 


「今回の魔物を統率する更に上位種がいると推察されます。」



 レダの股の間を手で触るとピチャピチャと音を立てるほど濡れていた。

 

 俺は自分の服を全て収納して裸になった。

 レダは自分のスカートをまくり上げ、俺の膝の上に乗り出し、腰を少し浮かして、自分で俺を中に咥えた。



「今回の領主の依頼は魔物の数を減らすことです。」



 レダは俺の顔に顔を近づけてきたので唇を重ねるとねっとりと舌を入れて答えてきた。



「私の話を聞いていましたか。」



 自分で体を上下させるレダに俺は怒られた。



    ▽



 街道は平原から森の中に入っていった。

 このタイミングで日が暮れてきたので、一度エルチェの城に戻る。



「リナ、待ってたよー。」


「なんでまだいるのよ……」

 


 帰ってくるとすぐにデブ貴族に見つかり、リナが腕を掴まれて連れ去られていった。



「ちょっと……サトウ……」


「君は確かルチアだっけ。一緒に来たいの?」


「いえ……」



 ドアを閉めようとしたデブ貴族に見つかり、ルチアが話しかけられた。



「しょうがないな。一緒に可愛がってあげるよ。」



 ルチアには予め、デブ貴族に可愛がってもらうように言ってある。


 ルチアもデブ貴族に腕を掴まれて部屋の中に入っていった。



「二人も相手しないといけないなんて大変だなー」


「あの……」



 ルチアは俺のために特注した勝負服を着ている。


 デブ貴族の前で胸を隠していた白い生地を横にずらして真っ白な乳房をさらけ出した。



「リナのもすごく良かったけどルチアのもいいね。」



 デブ貴族はすぐにルチアにベロベロと下品にかぶりついた。



「リナもアピールしないと。」


「なんであんたなんかに……」



 聞こえない位の声でボソボソ言いながらリナは黒いドレスの胸元を下ろして、デブ貴族の前に出した。


 デブ貴族はリナの胸を片手で揉みながら、ルチアの胸を舐めている。


 ルチアは体をビクッとさせながら、短いスカートを少しづつめくりあげていく。



「何この下着。紐じゃんか。」



 ルチアの履いていた下着はただの紐で、全く隠そうとしていないものだった。


 デブ貴族はすぐさま膝を付き、その下着を観察した。



「あまり、見ないでください……」



 そう言うと、食い込む紐ごとルチアを舐める。



「きゃっ……」

  


 リナも仕方なくスリットのスカートをまくりあげて、デブ貴族に見せるが紐パンに興味が行ってしまい、無視されている。



「このデブが……」



 リナがルチアを抱きしめて舐めるデブ貴族を睨みつけている。


 紐の下着を横にずらして口を大きく開けてかぶりつくように舐め始めるとルチアが足をガクガクさせ始めた。



「うう……サトウ様……」



 ルチアは俺が座っている椅子のほうを見つめながら目をうるうるさせている。



「それじゃ、エッチなルチアちゃん、ご褒美あげるね。」



 そう言うと、服を脱いベッドに横になった。



「はい……」



 そう言ってルチアはデブ貴族に跨り自分の中にデブ貴族を咥え込んだ。



「ああ……ルチア、いいよー。自分で動いてね。リナもこっちおいで。」



 ルチアは俺の方に顔を向けながら足をM字に開脚させて体を上下させる。


 リナは仕方ないといった感じで下着を脱いでデブ貴族の顔の上に跨ると、ジュルジュルと音を出し舐められた。



「ん……ちょっと……あっ……」



 ルチアとリナは、場所を交代させられながらデブ貴族が満足するまで相手をさせられた。


    ▽



 デブ貴族がぐうぐう寝息を立てると、二人は姿を現した俺の方に来て服を脱がせていく。



「サトウ様……ご命令通りにしましたよ……」



 ルチアが椅子に座る俺の上に跨り自分の中に俺を咥えてきた。

 リナは俺の唇を奪ってきて俺の体を撫でる。


 いつもより多めに魔力を二人の体内に放出すると白目を剥いて気絶した。

 

 二人をベッドに寝かし、久しぶりにロベルタの館に寄ってみた。



「サトウ様、いらっしゃいませ!」



 ロベルタは俺を見つけると胸に抱き着いてきた。



「サトウ様、私、新しい魔法が使えるようになったんですよ。」



 そう言って庭に向かって手をかざした。


 手を突き出すと、その先の植物から新しい芽が出て、花をつけ始めた。



「植物に関する魔法みたいなんです。成長促進したり、花の色を変えたりできるんですよ。」



 植物魔法というのはこれまで聞いたことがない。

 言われてみるとこの庭の花は同じ株から違う色の花を咲かせていたり、花が通常よりも異様なほど多い品種がある。


 様々な色の花が咲き誇る庭を見て回ると木がトンネル状になっていたり、壁のように綺麗に組み重なっていたり不思議な庭になっていた。



「この庭で野菜や香辛料も作れるようになったんです。

 砂糖も採れるし、色々なフルーツ、小麦粉、紅茶の葉も採れるんですよ。」


「へぇ、すごいじゃないか。

 自分の庭だけでお菓子屋さんが営業できそうだな。」


「お菓子屋さん、すごくいいですね。

 でも私、お菓子作りはあまり得意じゃなくて……。

 少し頑張ってみますね。」



 ロベルタは耳をぴくぴくと動かしながら俺の腕を自分の胸に擦り付けながら庭の中を案内してくれた。


「あの……このあと少し時間もらえまえせか……」



 ロベルタがそう言うと俺は手を掴まれて家の中に引っ張りこまれ、ベッドに押し倒された。




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