第25話 キングトレント
朝起きるとレダが俺に抱き着いていた。
「おはようございます。ご主人様。こんなに気持ちいい朝は初めてです。」
ぎゅっと抱きしめ返して唇を重ねる。
朝食を食べるときもオスカルはロベルタのスカートに手を入れてロベルタの反応を楽しんでいた。
ロベルタは俺の方をちらちらと確認しながら、オスカルの手を受け入れている。
食事のあと、今日も森の中を進む。
ずっと何もしないと暇なのでたまに遠くのサイクロプスを射抜いていると紫色のサイクロプスを発見した。
少し大きいな。
進化種か。
いつもよりも多めに魔力を込めて矢を放つとはじけ飛ぶように消し飛んだ。
いつも来るあたりとは違うようで、魔力が濃い。上半身が人で下半身が蛇のラミアや、頭に宝石を付けたクリスタルスネークが出てくるようになった。
クリスタルスネークは魔法を多用してくるため、遠くにいたら弓で討伐することにした。
休憩を挟みながら進み、再び野営のためにテントを張る。
オスカルはロベルタと一緒にルチアのテントに入っていった。
「ルチア、今日はロベルタと一緒に味見してやるから喜べよ。」
「オスカル様……」
「ロベルタ、ルチアを一枚づつ脱がせろ。」
「はい。」
ロベルタは言われた通り、恥ずかしがるルチアの服を脱がせていく。
「それじゃ、俺がお前を舐めるようにルチアの全身を舐めろ。」
「はい……」
ロベルタはルチアの後ろに回り、ルチアの尻を持って両側に広げて顔を埋め、チロチロと舐めだした。
ルチアはぴくぴくと体を震わせながら声を出すのを我慢している。
ロベルタはルチアの前で膝をついて小ぶりな胸を揉みながら先端をペロペロと舐めだした。
「ロベルタいいぞー。もっと感情的にな。」
ロベルタはハアハア息遣いを荒くしながらルチアを舐めた。
オスカルは二人をベッドに横にさせて、ルチアの手を押さえつけて中に入っていく。
「いや……んっ……」
プルプルと体を震わせてオスカルに体を揺らされる。
オスカルはロベルタに自分の体を舐めさせたり、二人を味わい、ルチアの中に自分の体液を入れたあとは、ロベルタの体で楽しんだ。
ルチアは思い出すようにしてオスカルに乳を揉まれたり、唇を奪われたりしてそのたびに体を震わせて泣いている。
ルチアはオスカルがテントから去ると俺のテントに入ってきた。
「サトウ様……」
ルチア裸のまま俺を押し倒して唇をずっと求めながら、自分から咥え込み、自分で腰を打ち付けて俺の体液を求めた。
しばらくするとロベルタが裸のままテントに入ってきた。
「サトウ様、ルチア……」
ロベルタはルチアを引き離して俺に唇を押し当て、抱きしめたまま、自分の中に咥え込んできた。
「サトウ様……」
ルチアは俺の顔の上に跨り、腰を前後させた。
「サトウ様……私……」
ロベルタが深刻そうな顔をして何かを話しそうになったが、何も話さずに裸のままテントを去っていった。
ルチアの横で横になっているとレダが俺の唇に唇を重ねてきた。
「サトウ様、起こさないように。」
レダは静かにするようにジェスチャーして、ベッドを揺らさないように俺に覆いかぶさり、ゆっくりと体を動かして俺を咥え込んだ。
あまり動かないようにして、強く抱き締めながらレダの体内に魔力を直に流し込むとレダはブルブルっと震えた。
▽
朝起きると裸のレダとルチアに挟まれて寝ていた。
二人の胸の先端を交互に舐めていると、ルチアが起きて俺を抱きかかえて、自分を舐めさせようとしてきた。
「サトウ様おはようございます。朝、サトウ様が横にいると安心します。」
レダはいつの間にかベッドから降りて服を着てシャキッと立っている。
テントを出て、オスカルに体を弄ばれているロベルタを見ながら朝食を食べ、森の中を進む。
森が深くなり、木々が大きくなってきたように感じる。
昼間なのに少し薄暗い。
「魔物の反応はあるのに魔物がいないな。」
妙だ。
俺は魔物の反応を間違えたことがない。
目を閉じて反応を頼りに矢を放つと木が真っ二つになった瞬間、木に顔が浮かび、倒れていった。
「エルダートレントよ!気を付けて。」
リナが珍しく叫んだ。
エルダートレントは土から根を上げて、地面を歩いて俺たちを囲むように近づいてきた。
枝を槍のように使い、葉を飛ばして襲ってきた。
俺は範囲化した魔力にひっかかった魔物をイメージして空に向かって矢を放つ。空に撃たれた矢は空から降り注ぎ、森の中のエルダートレントに雨のよう降り注ぎ、一発も外すことなく全滅させた。
「すごい……」
全員が空を見上げて呆気に取られていた。
「先に進もうか。」
「今、100匹以上いなかったか……?」
ラケーレがポツリとつぶやいた。
その後、しばらく進むと50mほどある大木にたどり着いた。
「あれがキングトレントですね。」
大木に近づいていくとキングトレントは巨大な根を俺たちに向けて鞭のように叩きつけてきた。
レダは俺の後ろになるように位置取らせ、置き去りになったロベルタとルチアに向かってくる根を矢で撃ち落とした。
ラケーレも瞬間移動のように動き回り次々と根を粉砕し、リナも範囲化させた水魔法で撃ち落としていった。
「聖剣召喚!光装束!」
ため時間が長いオスカルがやられそうなので仕方なく向かう根を撃ち落としてやる。
モアナの聖剣を見た後だとかなり残念に思えてしまう。
矢を放ちながらロベルタの方へ歩いていき、俺の背になるように位置取る。
「ロベルタ、もう大丈夫だ。俺の後ろにいろよ。」
「はい……サトウ様……」
根の次は大量の葉が大量に飛んできた。
「この数撃ち落とせない。魔法障壁を張るわよ!」
リナが魔力を練り始めた。
俺は弓に魔力をためて上方から飛んでくる葉を撃ち落とすイメージで矢を放つ。
弓から放たれたのはもはや矢とは言えないもので、弓から極太のレーザービームのように光が放たれ、少しづつ空に広がっていった。
「嘘……全部撃ち落としたの……?」
ロベルタやルチア、レダが巻き沿いを食うと面倒だ。一気に終わらせるか。
目を閉じて、巨大な魔力の大元を探り、弦を弾いて矢を放った。
その矢は青白くキラキラと光る軌跡を残しながら上空に飛んで行った。
「綺麗……」
誰もがその軌跡を目で追って眺めた。
その青白い光が地表に着弾するとグゴォーという巨大な叫び声が聞こえ、大木がメキメキと音を立てて傾いていき、ズドーンと森の中に地響きを立てて倒れた。
キングトレントが倒れたあとは土埃が霧のように舞い上がった。
「やったのか。サトウすごいな」
めずらしくラケーレが素直だな。
「ちっ、まぐれだ。いくぞロベルタ。」
尻を揉まれながら来た道を戻っていくロベルタとオスカル。
キングトレントに近づいてみると木の真ん中が円状にえぐられている。
俺の放った矢がここを貫通したんだな。
二つになった大木を指輪の収納に入れる。
30m四角の収納指輪を入手しておいてよかった。
帰りも襲い掛かるトレントやラミア、オーク、紫色のサイクロプスを倒しながら森を進んだ。
しばらくして日が暮れてきたので野営のための準備をする。
「サトウ様、これまであの力を隠してらしたんですね。」
「あまり目立ちたくなかったんでな。できれば適当にやりすごせればよかったんだが、そうも言ってられなくなった。」
「今日は私の盾になっていただきありがとうございました。サトウ様のおかげで命を救われました。」
「俺たちは同じパーティーだからな。」
「それでもです。」
レダはベッドに座る俺の前で恥ずかしそうに服をまくり上げて雪のように白く大きな胸を突き出して見せてきた。
「サトウ様……」
俺は両手で乳房をマッサージするように揉んで先端を舐めながら口に含んだ。
レダは俺の頭を抱えてプルプルと震えだした。
俺はレダを優しく抱き締めて俺を見つめてくるレダと目を合わせながら白い体と、長く伸びるブロンドの髪を森の中で揺らした。
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