第3話 兵士

 俺は商業組合を出た後、魔道具屋に寄った。大金を持つと狙われる可能性があるため、自衛の手段を持っておきたい。しかし1000シーロ(10万円相当)では収納の指輪くらいしか買えなかった。


 収納の指輪は30cmほどの大きさの物が収納できるようだ。収納の指輪は容量が大きくなると値段が上がっていき5m四角でも10万シーロ(1000万円相当)と高額なようだ。普通の店では置いてないらしく競売などで落札しないといけないらしい。


 明日のことを考えながら街道を歩いた。俺は力が強いほうではないので戦闘力がある誰かをそばに置いておきたい。お金を持っていると敵意を向けてくる奴が現れるかもしれない。


 この世界には魔道具というとても便利な道具が存在する。姿を透明化させたり、通信したり、敵意を感じたりすることができる。お金で買えるものは事前に準備しておいたほうがいい。


 この世界には警察は存在しない。だったら何から自分を守るかというと力だ。戦闘の力であったり、権力であったり、金の力だ。衛兵はたまに見かけるが個人間のいざこざにまで口を出さないし、街中の治安や風紀を守っているだけだ。裏でどんなことが起こっていてもだれも取り締まらない。


 孤児院に帰るとミリアムは子供達とごはんを食べていた。



「サトウ様、お帰りなさい。ごはん一緒に食べますか。」



 ブロンドの髪をなびかせてボロボロの服を着るミリアムはとても美しく見える。子供達は5人いて、ご飯をばくばくと懸命に口に運んでいる。

 

 俺のことも受け入れてくれたようで挨拶したり、手をつないだりしてくれる。子供の食事はパンとスープだけだ。スープも野菜が少し入っているが、塩味が薄いスープできっとこれだけではお腹が空くだろう。


「サトウ様、あまり量が無くてすみません……これだけじゃお腹すいてしまいますよね。」


「大丈夫だ。子供達にたくさん食べさせてあげてくれ。」



 ミリアムは自分のパンを子供達にあげてしまい、悲しい顔をしてスープを飲んでいる。



「あの……少し出かけてきますので留守をおねがいしてもいいでしょうか。」



 ミリアムは俯いて目を合さずにドアから出ていった。


 透明化してミリアムの後を尾行すると兵士の詰所へ入っていった。



「遅かったじゃねぇか。待ってたよ。ミリアム。」


「あの……すみません……」



 兵士は部屋に2人いる。俺たちが門を入った時にもめていた兵士だ。



「通行料分はしっかり働いてもらわないとな。」



 兵士は嫌がるミリアムの服を無理やりに剝いでいき、1人はニヤニヤと椅子で見ている。



「昨日から楽しみにしてたんだ。しっかり見てもらえ。」



 兵士はミリアムの後ろから下着を少しづつずらしてもう1人の兵士に見せていった。



「もうこんな固くなってるじゃねぇか」



 胸を強引に揉みしだかれて先端をぎゅっとつままれると、ビクッと体を震わせた。



「い……痛くしないでください……」


「そうか。それじゃこっちはどうだ……なんだもうぐちゃぐちゃじゃねぇか。おい、見てみろよ。」



 後ろから片足を上げられてミリアムの全てが丸見えになった。椅子に座る兵士は下からじろじろとミリアムを観察している。



「いやっ……」



 横を向くミリアムに無理やり兵士は唇を奪う。



「おい、もう我慢できんから早くしろ。」


「あぁわかったよ。」



 ミリアムはベッドに倒されて足を大きく上げられ、ぎしぎしとベッドを揺らした。



「こいつ、中をびくびくさせてるぞ。あぁ、たまんねぇ。おいおい、声を出すと他のやつも来ちまうぞ。」



 ミリアムは口を手で押さえて声が出ないようにして懸命に我慢している。


 2人で交互に突かれているともう一人部屋に入ってきた。



「おっミリアムじゃないか。俺もいいか。」


「いや……もうやめて……」


「なんだよ、お前たちのが出てきてるじゃねぇか汚ねぇな。」



 ミリアムは白い液をゴポゴポ垂れ流しながら3人目の兵士の相手をさせられた。



「ミリアムお帰り。」


「あ……あの……」



 俺はミリアムを抱きしめると下半身からブピブピっと逆流する音が聞こえた。



「い……いや……」



 下半身を押さえるミリアムのスカートと下着を無理やりに下ろして逆流する様子を観察する。



「あの……サトウ様……見ないでください。お願いします。ご……ごめんなさい」



 俺は涙を流すミリアムを強引に脱がせ、片足を上げた状態で中に入り、白い液が流れ出るミリアムの中に俺の体液を注ぎ込んだ。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る