第3話 疑いしかでないよね

「う~ん。」


「どした!光!」


「朝からうるせぇな。寺辺(てらべ)」


背中をどーんと叩いてくるのは寺辺 勝(てらべ しょう)、まぁ、友達ではある。


「なんだよ?なんだよ?なんだよ?なんだよ?なんだよ?なんだよ?なんだよ?なんだよ?なんだよ?なんだよ?なんだよ?何悩んでんだよ?何かあるのか?」


「う~ん、まぁ、お前だから言うか。」


「おう。言え言え!」


「オレ彼女と別れたじゃん?」


「あ~言ってたな。で?」


「まぁ、昨日アプリでよ、女の子と出会ってよ。」


「おう。」


「何か付き合うことになった。」


「え?結構話したのか?」


「いや、10分くらい。」


「え?それって大丈夫なのか?」


「だよな~。」


「写真は?」


「これ。」


「え、めちゃくちゃ可愛いじゃん。」


「でも拾い画かもしれねーじゃん。」


「まぁね。でなら別れたりしたらいいじゃん?」


「う~ん、それがな………」


「何?」


「今日の夜、インスタグラムで電話するんだよな………」


「話トントン拍子過ぎておかしくない?騙されてないか?騙されてないか?騙されてないか?騙されてないか?騙されてないか?騙されてないか?騙されてないか?騙されてないか?騙されてないか?騙されてないか?騙されてないか?騙されてないか?騙されてないか?騙されてないか?騙されてないか?騙されてないか?騙されてないか?騙されてないか?騙されてないか?騙されてないか?騙されてないか?騙されてないか?騙されてないか?騙されてないか?騙されてないか?騙されてないか?騙されてないか?騙されてないか?騙されてないか?騙されてないか?騙されてないか?騙されてないか?騙されてないか?騙されてないか?騙されてないか?騙されてないか?」


「まぁ、めちゃくちゃ怪しいよな………とりあえず………電話するけど……なぁ」


「まぁ、一言言ってやるよ。フラれたら慰めてやるよ!」


「あぁ、まぁ、確かに…………それは頼むわ………」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る