色鉛筆でイラストに色を塗ろう

第2話

色鉛筆でイラストに色を塗ろう


実際に、色鉛筆を使ってりんごとお花のイラストに塗り絵をしてみましょう。先ほどご紹介したテクニックを含めて解説します。


■完成サイズ:A4


■所要時間:1~3時間ほど(個人差があります)


材料と道具


・塗り絵ができるお好みのイラスト

・色鉛筆(今回は12色を使用しました。)

たくさんの色数がなくても大丈夫です。少ない色数でも、様々な色の表現ができますよ。



重ね塗りを取り入れた「りんごの塗り方」

1,まずは全体を薄い色で塗ります。紙面に対して色鉛筆を水平に当てる平塗りで塗ると、広範囲をムラなく塗ることができます。


2,塗り絵に色を塗る際は、模様の周囲を縁取ることで色がはみ出してしまうのを防ぎ、輪郭がはっきりして見栄えが良くなります。ただし、濃く縁取ってしまうと中の色との濃淡に差が出てしまうため、縁取りをする時は筆圧を弱くして薄く塗ることがポイントです。


3,イラストの形を意識して、縦横線を一定に動かして色を重ねていきます。並行な線、クロスの線を組み合わせるハッチングやクロスハッチングで、りんごの立体感を出しましょう。


4,一気に濃くせず、まずは薄く、徐々に濃く塗り込んでいきます。光と影を意識して、どこを濃く(暗く)するか決めて色を重ねていきましょう。


5,濃くしたい所は筆圧を強めて塗り、薄いと濃いの境目(中間)を馴染ませていきます。


6,濃い所には補色である紫を混ぜ、4色で濃淡のあるりんご部分が塗れました。ツヤをつけるとより立体的に見えますね。


7,葉っぱも、まずは基本の薄い色から塗ります。


濃い所を塗り、薄い所との境目を馴染ませるように、色を重ねていきます。


全体のバランスを見ながら塗ると、綺麗に仕上がりやすくなります。



重ね塗りを取り入れて、立体的に仕上がりました。



8,全体の色のバランスを確認して、完成です。


りんごの下に影をつけると、より立体感が出ますね。

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