【番外編】 別の世界線のクリスマス(蘭夜version)




らん〜、蘭、起きて〜」


「ンンッ ふわぁ、、、、おはよう、ゆi、、、、は?」


「どうしたの?蘭?」


いつも通りの朝でいつも通りにゆいに起こされる毎日の内の1つの日だと思っていた。が、俺の目の前に居る結はと言うと、、


「何で、女装してるん?それも、トナカイコス?」


「うん、!今日はクリスマスでしょ、!」


「、、、、ぇ?」


結の言葉で俺は一瞬でベットから起き上がってスマホとカレンダーを確認すると、カレンダーは〔12月〕のページで、スマホは12月25日と表示してあった。

嘘やろ、!?昨日は9月12日やったよな?!白!?どー言う事や。眠ってる間に3ヶ月以上進んだとかなんか?でも、それやったら、結は驚いたりすると思うし、、、、だ言う事やねん!!


「蘭、どうした?気分悪い?」


「イヤ、大丈夫。結は何で、女装?嫌やないん?」


俺がいつも通りにそう聞くと、少し顔を赤ながら俺を見て衝撃の発言をする結。


「、、、、嫌ではないけど、恥ずかしいよ。で、でも、俺と蘭、恋人同士だもん。彼氏に女装姿見せるのは、、普通でしょ/////」


「、、、、ぇ?恋人同士、?嘘やろ??」


「ムゥ 意地悪言ってんの??蘭から告白して来たんでしょ。俺が1年生の夏休みに、」


そう言った結は嘘を付いている顔をしていないし、何より俺が結の嘘を見抜けない訳がない、、と言う事は、結の言っている事は本当だって事なんか。俺と結、付き合ってるって事?ぇ、俺いつ付き合ってんの!?イヤ、違うか?!

別の世界線とか、そう言う感じなん?ぇ?どー言う事なんよ!!


何で心の中で困惑していると、パジャマをクイッと引っ張られる感覚に気付いて引っ張られている方に目をやると、結が居た。結は少し黙った後、口を開いた。


「、、今日は2人っきりになるから、蘭がこの前見てたこれバレない様に頼んで、恥ずかしいけど着たのに、、、、似合ってない??(涙目)」


スゥ〜、うん! 良いや、この際別の世界線とか、付き合ってるとか気にせんとくわ!今、この状況を楽しむで!!何でって!?興奮するからな!!やって、最高やん!付き合ってる事が嘘みたいなのに超良い状況やで!


「んな訳ないやん、超可愛ええで、流石俺の恋人や!」


「!、// 本当?良かった、笑」


「、、、、抱きしめてええ?」


「ぇ?、、、うん、良いよ。てか、許可とか取らなくても良いでしょ。付き合ってるんだs 」


ギュー

「そうやったな。愛してるで〜」


俺はそう言って、別の世界線の結を抱きしめる。俺の居た世界線の結とは違う結やったとしても、結って事には分からないやろ?なら、存分にこっちの結を堪能しようと思う。


「うぅ〜、俺も、俺も蘭の事好き〜」


「、、、、プチンッ ホンマ、(どんな世界の)結はズルいわ」 ギュー&キス


「ひゃぁ まっ、らっ、んっ、ンッ /////」


俺は我慢が出来ず、こっちの結にキスをする。結は顔を真っ赤にして少し抵抗したが数十秒経つと受け入れて来た。意外と、こっちの結は積極的なんやな。、、、、俺の方の結も積極的になってくれへんかな、、、、


、、、、舌入れたらどー言う反応するんやろ。

俺はそんな邪な思いを抱いて、一旦唇を離す。


「はぁっ、、はぁ、、蘭、急にキス、しな、いでよ」


「ぁ〜、((大きく開いた口に人差し指を指す))」


俺がそんな動作をすると、結は一瞬不思議そうな顔をしたが、俺と同じ様に口を大きく開けた、俺はその瞬間を狙って、結に再び舌を入れてキスをする。


「!!? ふっ ふぁっ んっ ンッ ぁ /////」


「(エロいなぁ〜、元の世界戻ったら、結にもするか)」


何て思いながら攻めていると、急に俺をキッ と睨んだ後、俺の舌と結の舌を絡めてされて俺を攻めるかの様に見つめる。でもその顔はまだ恥ずかしいのか、顔は赤い。


「、ンッ ふぁっ んぁ チュ //」


「、、、、チュ んぅ ンッ ハムッ チュ(、、、、こっちの結、最高じゃね??)サワサワ 」


「ぁ ひゃっ んっ /////」


俺もすかさず、結の舌と絡め合わせて、結の弱点の首元を優しくふわっとくすぐると、力が抜けて俺に倒れ込んだので、俺は優しいから口を離してやったで。


「プハッ 、! ハァハァハァ ら、蘭、は、恥ずかしいから、ゃ、辞めてよ」


「何やねん、結が誘ったんやんか」


「ムゥ もう、!朝ご飯出来てるから、早く着替えて降りて来てね、!」


結はそう言って、俺の部屋から出た。

こっちの結はちょっと積極的だけど恥ずかしがり屋でそれを口には出さないタイプやな。

はぁ〜、最高やな。ちょっと違うタイプの結とこっちの俺、付き合っとるんやろ?何ちゅー最高な、世界線やねん!くそっ、早く結と付き合いたいんやけど、、、、、!!


何て思いながら、俺は着替えて、部屋を出るとリビングに向かって朝ご飯を食べて、食器を洗って結と一緒にソファに座って、テレビを見る。暫くすると結が俺の方を見て来てから口を開いた。


「、、、、蘭、この手は何かな?」


「ぇ?、イチャついてるだけやけど?」


俺の左手は結の太ももを撫でている。


「馬鹿じゃないの、!普通に恥ずかしいんだけど!」


「えぇ〜、、、、なら、これがイヤなら、、くすぐりならええの?」


「、、、、へっ?」


俺はわしゃわしゃ動かした両手を結に見せると結は一瞬、困惑したがすぐに今の状態を理解したのか、逃げようとしたが俺はすかさず結の足首を掴んで引っ張って、倒れ込ませて、俺は結をくすぐる。


「アハっ キャハ アハハハッ あはははっ、!ちょっ、蘭、ヤダ、!くすぐったい、!辞めて、!アハハッ あははっ、!!」


「ヤダ〜、辞めたら、キスするで〜」


「それもヤダ〜、!アハっ アハハハッ あはははっ、!」


何て言う戯れを10分程度やってから、何故か勝負をしようとゲームを5回戦やって休憩していた時の事。


「結〜、何か飲む〜?」


「うん、!オレンジジュース!」


「はいは〜い」

ピーンポーン


「「ビクッ」」


俺がそう言った瞬間、インターホンがなって、俺と結は揃って驚いてしまった。結がインターホンに近かったので、出ると、


「はーい」


「ぁ、佐川急便です。お荷物お届けに参りました」


「?はーい、今出まーす」 ピッ


「佐川?結何か、頼んだ?」


「ううん、頼んでない、、、、誰が?」


俺らは怪訝な気持ちを背負って玄関に向かって扉を開けて佐川の人からサインをして荷物を受け取る。


「ありがとうございました〜」


「「ありがとうございます」」


俺らはそう言って扉を閉めて、早速誰から届いたのかを確認する。


「、、、、ぇ、ママの名前だ」


「ぇ?、、ホンマや」


名前が母の名前になっていて驚いていた直後、俺のスマホが鳴って見ると、母から電話が来た。俺は応答&スピーカーにする。


「もしもし、母さん?」


『ぁ、蘭、結も居るわよね?』


「居るよ〜」


『良かったわ。丁度荷物が届いた頃だと思ったから電話したのよ。届いたわよね?』


「届いたっちゃ、届いたけど、母さんから何やねん?」


『それは中身を確認してから、』


と、こっちの母がそう言うので、結はリビングからカッターを持って来て段ボールを開けて中身を確認すると、そこには、、、、


「「マフラーと手袋??」」


『ふふっ そうよ。貴方達が使ってるの、相当古いのだから、私とお父さんからのクリスマスプレゼント。お揃いだから、大事に使いなさいよ〜』


マフラーと手袋は黒と黄色以外は同じの色違いで、、確かに今使ってるのは小4の時に結とお揃いのを買って貰ってから変わってない。こっちの世界でも同じやったんか。


「ありがとう、母さん。大事に使うわ」


「ありがとう、ママ、!パパにもお礼言っといてね、!大事に使うね!」


『元気そうね。元気な声が聞けただけで私は十分よ。じゃ、お正月には帰れるから、じゃーね』


「「はーい、!」」


そう言って電話を切って、段ボールごとリビングに持って行って手袋やマフラーを付けてみたりかけてみたりした。


「似合ってる、!かっこいいよ!蘭」


「ホンマ?ありがと、結も似合ってるで、、可愛ええし」


「可愛いより、カッコいいが俺的には嬉しいんだけど、!」


「えぇ〜、そんな顔してる結にカッコイイは似合わへんけどな〜笑」


「もぉ〜、何で笑ながらそんな事言うの〜、!」


何てイチャついたり、していたらあっという間に時が過ぎた。気付けば、夜になっていて夜ご飯も食べ終わり残りはお風呂となった時、俺は自室である物を見つけた。


「?何やこれ、、、、小さい綺麗にラッピングされた箱、、、、はっ!まさか」


俺は一瞬でこっちの俺が何をしたいのかを理解して、スマホを取り出してGoogle先生を開き、検索欄を見る。


「、、、、やっぱり」


俺はそう呟いて、箱をポケットに入れて部屋を出てリビングに居る、結の元に向かう。


「結〜、ちょっと、ええか?」


「??なぁーに、蘭」


「あのさ、結に渡したいもんがあるんよ、、、、はい」


俺はポケットから箱を取り出して結に手渡す。


「?これって、?」


「開けてみてや?」


「??、、、、、、!これっ、!えっ?!」


ラッピングを綺麗に取って中を見た結は一瞬で驚いた顔になって俺の方を見つめる。


「指輪、、、、プレゼントでまだ、あげた事なかったやろ?やから」


Google先生を検索欄には《プレゼント 喜ばれる物》《指輪 どうやって渡すのがかっこいい》《指輪のサイズの知り方》《クリスマス 特別なプレゼント》何て言うのがあってすぐに分かった。


「ぇ、良いの?」


「? 結やから、あげるんやろ?それもと、要らんの?」


俺が悲しそうな声でそう言うとすぐに否定して来た結。


「!ちがっ、!、、違う。寧ろ、嬉しいしありがとうって言う気持ちでいっぱいだけど、嬉し過ぎて言葉に出来ないって言うか、俺には勿体無いって言うか」


「、、、、」


一瞬、こっちの俺が羨ましいと思ってしまった。それと同時に、こっちの俺には悪いけど、今からお前が言いたかった事、全部言わせて貰うわ。


俺は結に近づいて腕を掴んで引っ張り、結を包み込む様に抱きしめる。


「わっ、!」


「勿体無いとか、んな事ないわ。寧ろ、指輪が霞むぐらい、結は素敵やで?」


「で、でも、俺蘭みたいなカッコよくないし、少し器用って言うだけだし、蘭に比べたら俺なんt 「これ以上、、、、」」


「これ以上、俺の好きな人、大切な人を傷つける事言わないでや、それが本人でも俺が許さない」ギュー


俺は喋りながら抱きしめる力が強くなっている事を自覚しながらも言う。


「、、、、ごめん。そうだよね。蘭が選んだのは俺だもんね。ごめん。馬鹿だった。ありがとう」


「それでええ、結は笑顔の方が可愛い。じゃ、その、指輪付けてみてや」


「うん、、、、ぁ、蘭が付けてみたよ」


「はっ、、良いん?」


「うん、!寧ろ、蘭以外にはやらせたくないね、!」


すっかり笑顔になった結にそう言われたので、俺はペアリングの内の結の方の指輪を持って、結の左手の薬指に付ける。

これ、結婚式で行う、指輪交換みたいやな、、、、何か恥ずいわ。何て思っていたら、次の瞬間、結が口を開いて、


「何か、これ結婚式で行う、指輪交換みたいだね」


「なっ、!//」


「?、どーした、ちょっと顔赤いよ〜?」


「べ、別に、!俺もう風呂入って、寝るわ!じゃーね」


俺はそう言って急いでお風呂に入ってからの就寝をした。意地悪してる時の結の顔はちょっとヤバいんよな。何て思っていたら眠っていた。


「蘭〜、!起きて!今日!学校でしょ!!」


「、、、、結?」


「?起きてるなら、早く起き上がってよ。てか、どーしたn !」


いつも通りの大きな声で俺は目が覚めた。少し肌寒いので、もしかしたらと、思ってベットから起き上がって結に近づいて、キスをすると、


チュ

「///// ピヤッ な、何するの!?蘭!?ね、寝ぼけてる!!?」


「ぁ、元の世界やわ。良かった、良かった」


「何が!!?てか、何でキス!!?!?」


俺は安堵してからすぐにに着替えて混乱している結を置いて1階に向かって朝ご飯を食べる。


「やっぱり、元の結の方が可愛いし、それに純粋でピュアピュアだから、良いわ」


何て思いながらご飯を食べるが、ある1つの後悔があるとしたら、、、、


「(お風呂で見た結の隠し撮り写真やエロい写真、見たりんかった、、、、もっと見て目に焼き付けたかったわ!!)」


「もう、!蘭、何でキスしたの!!?」


「(結の可愛い写真やエロい写真、もっと見ていつか撮れる様にしようと、思ったのに、俺馬鹿やん)」


と心の中で号泣しながら、反省をしている本当にあるかもしれない世界線に行った俺のお話。

























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