季節外れの吹雪
小阪ノリタカ
第1話 真夏の大寒波
朝起きるとなんだか寒かった。8月の真夏で昨日も35℃を超える猛暑日を記録したにもかかわらず、今日は一転して寒い。
そして、驚くべきことに窓の外を見ると街全体が雪で真っ白。
外気温は氷点下で、池に張ってあった水もカチンコチンに凍っている。
何度もしつこいが今は「8月の真夏」で昨日は「猛暑日」だった。
明らかに「季節外れ」だが、ちょっと次元が違うレベルの「季節外れ」だと思う。普通は春とか秋ごろに「季節外れの雪が降りました」と表現することが多いが、夏真っ盛りの8月に「季節外れの雪」はどう考えてもおかしい。
この現象に気象予報士の方々も「夏の時期でも冷たい空気が日本周辺に入って来ることがあるが、この時期にこれほど強い寒気の流入は聞いたことがない」と困惑。
あの最新式のコンピュータでさえも、この「季節外れの猛吹雪・寒波」は予測できず「本日も暑さが予想されますので、熱中症にご注意ください!」と普段のこの時期なら当たり前の「熱中症注意」の情報表示になっていたくらい。
気象庁はこの事態に急遽、会見を開いて「全国各地で季節外れの大雪となっておりますので、不要不急の外出はお控えください!」と警告していた。
――あとがき
こんにちは。たまたま寝ていた時に季節外れの大雪(猛吹雪)が日本に襲来するという夢を見まして、それを題材に覚えている範囲で書かせていただきました。
まあ、「夢」と曖昧な「記憶」を頼りに書いたので、所々おかしな点はあったかと思います。すみません。
季節外れの吹雪 小阪ノリタカ @noritaka1103
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