色違いの果実

第2話 くるぶし争い

校舎がどでかく私を構えてた。下駄箱の匂い漂う。きっと野球部が朝練を終えて校門でたむろしてたって所だ。校舎の階段を駆け登った。登山ってかはは

真子の目線を感じた。冷徹な目で仲間になりたそうにこちらを見ている。「仲間にしますか？いいえ」真子は寂しそうに去って行った。

3-3組私のクラスに到着した。あの子の顔が一直線に私の眼光に飛び込んできたそう転校するあの子だ。教室の窓際で風に打たれながら小説を読んでいた。その横でスクールカースト上位の女子が3人があの子と話したそうにしているのを私は教室の外の廊下から見つめることしか出来なかった。

女子3人が私の視線に気づいた様で3人と同時に目があった。どうやら私の目の奥の嫉妬心に気づいたのだろう。何秒がその歪な光景が続くホームルームのチャイムと同時に私と3人とのゴングが鳴り響いた。