「天ヶ瀬皐月は築かない」-④
「……はっ」
パッと目を開く。人間の睡眠欲という三大欲求の一つには逆らう事ができず、眠ってしまっていたようだ。
「あ、起きた?おはよう」
愛染さんの声がする。同時に、頭部に何かが当たっている感触と、あまい香りが漂っている事に気付いた。
寝ぼけた頭が少しずつクリアになっていく。同時に、今の私の状況が見えてきた。
私はうっかり寝てしまい、愛染さんに身体を預けるように頭を愛染さんの肩に載せて寝ていたらしい。めちゃくちゃ距離が近い。
「わわ…っ!?ご、ごめん」
「ううん。大丈夫」
「肩、痛くなったりしてない?」
「うん、全然。気持ちよさそうに寝てたから、起こすのが申し訳なくてそのままにしてたの」
何分くらい寝ていたんだろうと、時計を見る。16時10分。となるとおおよそ30分ちょっと寝ていたことになるようだ。
「天ヶ瀬さん、寝顔可愛いんだね」
「えっ」
私はあまり可愛いと言われたことがない。確かに私の見た目は可愛いという感じではない。中学時代もクール系と言われていたし、自分でも分類するならそうなるなという感想だった。
なので、可愛いに慣れていないので免疫がない。体温が一気に上がっていくように体が熱くなっている気がする。
「普段の天ヶ瀬さんって、結構クールな感じなのに、寝顔は女の子らしいなぁって」
「ちょっ」
「天ヶ瀬さんの新しい一面が見れた気がして嬉しい」
愛染さんはからかったりするでもなく、純粋にそう思っているんだろうなというのが伝わってくるほど、ストレートに褒めてくれる。まさかこんなことになるとは思わなかった。
「い、いや…私は別に可愛くないし」
「んー、普段はかっこいいって感じかな」
かっこいいかぁ。女としてそれはどうなんだろうと思わなくもないけど、どちらにしてもこんなに褒められると恥ずかしい。
「と、とにかく寝ちゃってごめん。ほら、課題の続きやらないと」
そんな羞恥心から逃げるように、私は課題の再開を提案する。愛染さんは微笑みながら同意してくれた。本当に助かる。
それからまたしばらく課題に取り組んでいく。さっきまで自力でやっていたけど、ここから愛染さんに教えてもらいながらやることにした。
長文問題の解き方のコツから、細かい文法だったり、教科書を読んで自力で復習するのとは違って、すっと頭に入ってくる。愛染さんは教え方も本当に上手だなと思う。
私は誰かに教えるという事が苦手だった。自分が理解することと、相手に理解してもらう事は別物だ。愛染さんは今の私の学力に合わせて、教え方のレベルを調整しているのだろうか。すごいスキルだと思う。
「うんうん、そう。さっき教えた文法の使い方もばっちりだね。天ヶ瀬さん、やっぱり理解が早いね」
「そうかな…そうだったらもうちょっと成績いいと思うんだけど」
「天ヶ瀬さんが成績伸び悩んでいるのは、ぜんぶ独学だからだと思う。本来の天ヶ瀬さんはちゃんとできるはずなんだけど、その効率的なやり方を理解していないからじゃないかな」
実際、その通りだと思う。クラスメイトや先生に放課後とかを使って教えてもらえばいいんだろうけど、私は人間関係を築かないようにしているし、英語担当は男性教師なので聞くこともできない。結局、自室で教科書とにらめっこしながら自力で学習するしかなかった。
「…愛染さんって、結構人のこと見てるんだね」
愛染さんと会話するようになってまだほんの数日で、しかも時間で言えばそこまで長くはない。それでもここまで見抜けるのは中々すごいと思う。
「……」
「……他人の顔色を窺っていかないと、生きていけない世界だからね」
そんなことを言う愛染さんは、寂しそうな顔をしていた。
何となくわかる気がする。人間は自分を一番大事にすべきだとは思う。だけれども、社会で生きていくには自分だけ良ければいいという訳ではない。そして、時には自分を犠牲にしたり、他者についていくという事も必要な時がある。自分の立ち位置を確保するために、自分の居場所を維持するために、他人に合わせて長期的なメリットを享受する事も時には必要なんだろう。
私はそれを諦めた側の人間だけど。
そして、愛染さんは愛染ホールディングスという超巨大企業の令嬢であり、両親はかなり厳しいらしい。企業の名に泥を塗らないようにするための立ち回りというものは、私の考えているよりも何倍も難しいのだろう。
こんなに優しくて、可愛らしい人が、こんなにも苦労をしなければならない。むしろ、この優しい愛染さんは、そんな環境が生み出してしまったものなのかもしれないと思った。
「…そういうのって、疲れたりしないの?」
「もちろん、疲れるよ。大変で、泣きたくなることもある。でも、今の私が生きていられているのは、結局お父様やお母様の力があってこそだから」
「だから、わたしは頑張るしかないの」
頑張るしかない。その言葉は重い。そうするしかない環境だから、そうしなくてはならない。その重責はいったいどのくらいのものなんだろうか。
「じゃあ、今日の勉強会にはどんな理由があったの?」
これが最大の謎だ。例えば、同じ社長令嬢だったり、政治家の娘相手であったなら、円満な関係を築くことで会社や親同士の関係も築きやすくなるかもしれない。でも、私にはそれがない。私と関わった所で、愛染ホールディングスのメリットにもならない。
「んー…その、怒らない…?」
「別に、怒る理由なんてないと思うけど」
何か打算があったところで、私には気にすることでもない。いや、クラスの平均点を下げているお前を退学させるためだとかだと流石に困るけど。
「……その、お友達が欲しかったの」
隣に座る愛染さんの体温が上がっている気がした。
けれども、予想外の言葉に私は目を丸くした。友達が欲しいって、愛染さんならたくさんいると思うけど。
「友達って…クラスでもいつも仲良さそうに話してる人たくさんいるじゃん」
「それはそうなんだけど…友達、って言われると何とも言えないんだよね」
「例えば私の前の席にいる関島さん。彼女はスターレイク証券社長の娘さんなの。愛染ホールディングス傘下の東都中央証券とはライバル関係」
どちらも聞いたことはある。まぁ銀行とか証券会社の事はあまり詳しくないから、業界で何位なのかとかは知らないんだけど。
「けれど、スターレイクは今業績が悪化していて、身売りの噂まで出始めてる。まぁ、業績悪化といってもまだギリギリ黒字だし、すぐに潰れることはないと思うけど」
「そんな状況で、中国の企業が買収に名乗りを上げるんじゃないかと言われているの。社長は外資の参入が嫌らしくて、水面下で東都中央と交渉をしている」
「そんな状況だから、私と仲良くして愛染ホールディングス本家からお墨付きを得ようとしてるんだろうね。先月くらいから急に話しかけてくるようになったし」
知らなかった。そりゃあクラスの事何も見てないから。けど、そんな事やってるのか。でも、子供同士が仲良くして、それが会社同士の繋がりになるのかなぁ。
「もちろん、私と仲良くしたところで会社の交渉がうまくいくかも分からないし、そもそも影響が起こるとは思えない。けれども、0%じゃない。だから行動に移してるんだろうね」
「…ほかの子も同じ。例えば同じクラスの戸鞠さん。愛染ホールディングス傘下の習志野建設会長のお孫さん。端的に言えば、わたしのご機嫌取り」
戸鞠さん…あぁ、今は窓際の席にいるあの元気がいい子か。ご機嫌取りみたいな感じには見えないけど。でも、そういうことが水面下では行われているんだなと思う。
そういえば、昨日のカフェテリアには2組のボスみたいな人と取り巻きがいた。ボスみたいな人は明らかに高慢というか、プライドが高そうだった。あの人の周りの子達みたいなイメージか。
愛染さんは取り巻きがいる感じでもないし、顎で使うような事してる感じではない。
「へぇ…というか、随分政治めいてるね…」
「確かに、政治色が強いというか、打算と駆け引きの応酬が影で行われているようなものかも」
「…だからね、わたしには本当の意味での友達はいないの」
「皆わたしを見ているんじゃなくて、愛染という名前を見ている」
「誰もわたしを見てくれていないの」
「……」
あんなに普段優しい愛染さんが、寂しそうな表情を見せていた。私は外部入学生だし、そもそも一般家庭の人間だからそういった政治色の強い事は分からない。けれども、友達が欲しいという気持ちとは裏腹に、他の誰もが愛染美乃梨という女の子ではなく、その後ろにあるものしか見ていない。それはきっと、寂しいんだろう。
「…だから、私みたいな外部入学生に声をかけたんだ」
その言葉には、愛染さんはキッパリと
「ううん、違うよ」
と否定した。
「外部入学生だからとかじゃないの」
「…?じゃあどんな理由なの?」
「……わたしを見てくれたから」
愛染さんを見ていたから、か。どうなんだろうか。他者との関りを避けてきた私が、そんなに愛染さんの事を見ていたんだろうか。
いや、きっと愛染さんが言いたいことはそうではないのだろう。
「天ヶ瀬さんは、愛染ホールディングスの事を考えて私と話してくれた訳じゃないでしょ?」
それに関しては、その通りだ。私は愛染ホールディングスというものには興味がない。人間関係を築かない私にとって、誰かに胡麻をするなんて事はしないし、する理由もない。ただ孤独に、寡黙に高校生活を送って卒業するだけ。それだけでいい、んだと思う。
「まぁ、それに関してはその通りではあるかもしれないけど」
「愛染ホールディングスとのコネクションのためではない。私と話すことで学校での立ち位置を確保できるっていう打算でもない。ただの愛染美乃梨という個人と話してくれた。わたしはね、それが嬉しかったの」
愛染さんは私を買いかぶりすぎているんじゃないだろうかと思える。私はそんなに優しくない。ただ愛染さんが泣いているところを見て、少し思う所はあったから話に付き合った。それだけだ。
…いや、もしかしたら、そのそれだけさえ愛染さんは今まで無かったのだろうか。だとしたら、それはきっと苦しい。
愛染さんと私は正反対だ。愛染さんは友達という人間関係を築きたいのに築けない。私は人間関係を進めたが故に、人間関係を築くことを諦めた。方向性は真逆。けれども、孤独だという一点においては私たちは似ているのかもしれない。
「だからね、わたしは天ヶ瀬さんともっと話してみたい。それで、お友達になりたいって思ったの」
「……」
きっと、私と愛染さんは友達になれる。今日一緒に勉強して、今愛染さんの本音を聞いて、それは間違いないと思う。私たちはこうやって、一緒に勉強したりお話することはできる。自室で通話しながら勉強することもできるかもしれない。
けれども。私には。
「…その、愛染さんの本音を聞けて良かったと思う。私たちはきっと、似ているんだとも思う」
「けど」
「私は…やっぱり…友達は、作らない」
それでも私は友達を作らない。いや、作れない。
怖いのだ、私は。愛染さんと友達になって、そこから周囲の人間との交友が広がっていくかもしれないことに。
怖いのだ。もし友達になって、クラス分け等で疎遠になったり、喧嘩等で絶交してしまうことが。一度築いたものが壊れるかもしれない事が、とてつもなく怖い。人間関係を進めることで、私がまた傷つけられるかもしれないことが怖い。何より、私と友達になって、愛染さんを見る周囲からの目線が変わるかもしれない事が怖い。
私は臆病だ。臆病になってしまったのだ。だから私は、逃げるしかない。
「…うん。分かった」
「…ごめん」
愛染さんは、私の答えに嫌な顔ひとつもせずに答える。勇気を出してくれたかもしれないのに。辛いかもしれないのに。それに応えられない私は、どうしようもなく嫌な女だと思う。
「でも、諦めないから」
じっと私の顔を覗き込んで、愛染さんはそう告げる。
「……え?」
「わたし、やっぱり天ヶ瀬さんといつかお友達になりたい。もっとお話がしたい」
「だから、今はお友達にならなくてもいいの。たまにでもいい。こうやって、また二人でお話がしたいな」
愛染さんの顔を見る。妥協とか嫌々という訳ではない。本心から告げているかのよう。けど、耳が真っ赤だ。きっと、本当の意味での友達を作りたいという気持ちのために、恥ずかしがりながらもそう言ってくれているのかもしれない。
「……」
「……」
私の人間関係を築かないという考えからしたら、ここで関係を断ち切って、明日からは今まで通りの他人でいるべきだ。きっとここが、最後の一線。ここを超えたら、友達にならないとしても人間関係を築く事になるのは間違いない。
入学してから1年弱。私はそうして生きてきた。だからこの先もきっと、同じように生きていけるはずだ。
「……いいよ。愛染さんが話したいときに連絡をくれればいい。先に言っておくけど、別に毎日だろうと構わないから。変に遠慮して一定間隔とかにする必要もない。愛染さんが予定無くて、私と話したいと思った時に連絡して」
生きていけるなんて、嘘だ。
私は先月、あの見晴らしがいい場所を見つけた。あの場所自体を見つけたことは偶然だったけど、あの林の中を歩いていった事は偶然ではない。
誰とも人間関係を築かないと決めて入学して、誰にも弱音を吐くことも、楽しいことを共有することもしなかった。
成績は下位で、家族に迷惑もかけた。どうしようもなく心がすり減って限界で、私は死ぬつもりであの林を歩いていた。この箱庭から…いや、この世界から逃げ出したくて、羽ばたくことを諦めて落ちたかった。最後に家族にとんでもない迷惑をかけてしまうことに罪悪感を覚えながら、私は最低の死に方をするつもりで歩いて、その結果あの場所を見つけた。
結局、私は死ねなかった。違う。直前になって死ぬことが怖くて、飛び降りる事ができなかった。
そんな時に見たあの景色が残酷なまでに綺麗で。ならせめて、この景色が見れなくなるまでは生きてみようと、死ぬ事から逃げてきた。
だから、孤独に生きることはできないと、今の私には理解できる。
人間関係を築くのは怖い。それは変わらない。けれど、ほんの僅かの希望に手を伸ばしてみようと思う。生きることを諦めるのは、しばらく後回し。
「うん…天ヶ瀬さん、ありがとう」
愛染さんはそっと、私の肩に顔を埋める。その声は涙声。両手で私の左肩に触れながら泣いていた。
その後落ち着いた愛染さんと共に勉強を再開し、結局この日は18時くらいで解散することとなった。
課題は大分進んだこともあって、自力でやっても明日で何とか終わりそうだなという感じ。それでも一日中唸りながらやることには変わりなさそうではあったけれど。
愛染さんの付き添いで、A棟から出るために愛染さんの部屋を出る。エレベーターで1階に降り、ロビーに辿り着く。
「今日はありがとう。おかげで課題も何とかなりそうだよ」
「どういたしまして。その、色々と変な所見せちゃってごめんね」
冷静さを取り戻したのか、愛染さんはちょっと恥ずかしそうに自分の両手の指を絡ませていた。
「いや、気にしないで。何だかんだで楽しかったし」
もちろんお世辞ではない。楽しかったということは事実だった。
「うん。あの…ね?」
「…ん?」
「あの、わたし明日も予定なくて。天ヶ瀬さんももし予定ないとかだったら、また明日も課題一緒にやって」
「お、終わったらお話できないかな…って」
まるで意中の男子に告白するんじゃないかと思うように、もじもじとした仕草を見せながら、私にそう提案してくる。いや、それは反則じゃないかな。
私は男性恐怖症だけど、だからと言って女の子が恋愛対象かと言われると別にそうでもない。もちろん可愛い子は可愛いなぁとかは思うけど。
そんな私ですら、流石に愛染さんのこの動きはドキッとしてしまう。
愛染さん、完全無欠なイメージを学校では見せるけど、意外と寂しがりで甘えんぼうなのかもしれない。流石に可愛すぎる。これを打算でもあざとさを出しているでもなく、自然にやっているんだろうなぁと思うと、つい笑ってしまう。
「…いいよ。どうせ明日一人で課題やったらうんうん唸って一日がかりでなんとか終わらせるだけになると思うし」
「ほんと?ありがとう!すっごく嬉しい」
ここまで喜んでもらえるとは思わなかった。それだけ、友達が欲しかったんだろうなと思う。私とは正反対で、少しまぶしい。
けれども、そのまぶしさは何故かはわからないけれども嫌ではなかった。
「じゃあ、また同じ時間でいいかな」
「うん。待ってるね」
「分かった。じゃあまた明日」
「うん、ばいばい」
そう言って、私たちは手を振りあう。こうやって手を振りあったの、家族以外でいつ依頼だっただろうか。
自室に戻り、お風呂を沸かす。その間に明日の準備や簡単な部屋の掃除をする。
洗面台に立ち、メイクを落とす。ちょうどそのタイミングでお風呂が沸いた音が鳴った。服を脱ぎ、浴室へと入る。
髪と体を洗い、浴槽へ。今日の入浴剤はラベンダーの香りが売りのやつにした。正直、入浴剤の良し悪しというものは何年経っても分からないけれど、香りがいいので何だか効いている気がしている。プラセボ効果というやつなんだろうなぁと思う。
お父さんが言うには歳を取るにつれて効き方の違いが判るらしい。つまり分かる日が来たら衰えてきたって事になる。生き続けていたらそんな日が来るんだろうね。
生き続けていられるのかは、正直分からないけど。
「……はぁ」
湯船に浸かり、深く息を吐く。
今日、愛染さんと勉強会をした事は後悔していないし、正直に言えば楽しかったとも言える。
けれども、私は自分が決めた人間関係を築かないというものを曲げてしまった。
こうして冷静になると、自分の考えが変わりかけているのかもしれないという事実に少し恐怖を覚える。また、中学時代みたいにトラウマになるんじゃないかと。
きっと愛染さんは私の事を傷つける意図はないだろう。むしろ大事にしてくれそうな予感すらある。けれども、麗女というのは生徒同士の打算や駆け引きが跋扈している事を知った。私と友人になってそれが学校の生徒に知られたとしたらどうなるだろうか。外部入学生、それも底辺の人間と接点ができることで、愛染さんが見る目がないと蔑まれてしまうかもしれない。
「……」
それは正直、嫌だ。あんなに優しい愛染さんが泣くところは見たくない。美しいとは思ったけれど、愛染さんには幸せに生きてほしいと思う。
だから、本当なら距離を取らなければならないはず。そのはずなのに。
「…やっぱ、楽しかったんだよなぁ」
私は素直に白状すれば、明日また愛染さんと会う事を楽しみにしている節がある。この感情の変化に戸惑ってはいるけど、先の景色を見てみたい。
そんな事を思いながら、私の一日は終わった。
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