第2話 やっぱりね

…………おい。…………おーい

そんな声が聞こえ…た?

「おーい!」そこで目を覚ます。やべ、学校に遅刻する!と一瞬思ったが、見渡すと木造の暖かくもどこか現実離れした家だった。

「君…名前は?」男性に聞かれた。つい、反射的に 

「さ…」いや、待て、少女の体でサトウキズクはなぁ…なんかやだ、どうしよ………突然、耳鳴りと共に頭の片隅から漏れ出るような声が聞こえる。勝手に口が動いていた。「レティ…」ポツリと、思ってもなかったのに…、男性が言った、「レティか、いい名前だね。あ!僕の名前もかな。ニグ・マルスだ!この都市で冒険者をやっている。」服の胸辺りに着けているバッチを見せた。冒険者……冒険者!確信した。いや薄々気づいてたけど。どうやら、転生したらしい。少女の体で。そんな会話をしてると、

ガチャリ、ドアが開いた。

「え?」籠にはいったリンゴ?のような果物とともに手から落とし、

「貴方…この女の子は誰なの?」女性が近づく。「ゴブリンに襲われて、後頭部を殴打して倒れたから治療したんだ。」

目線を俺…いや私?に。

「はい。治療してもらいました。この人に。」

何故か緊張する。転生して早々に修羅場に巻き込まれた。…が。女性の顔を安堵の表情をしていた。

あら、そうなの、というような顔をして

「あの、キュリ・マルスと言います、名前を聞いたかもしれませんが…あそこのニグ・マルスの妻です。」そうか、妻だったのか、そんな事を考えながらぽかーんとしていると、

「うーん、それにしても…なぜあんな森に?都市から来たのかい?俺でも不要に近づかないし、学校でも習うよな…なんで森に?」俺でも分からない。

だから、「えっと記憶が…なくて…」二人が驚いた顔で見合う、そしてニグが「名前以外の記憶が無いのか?忘却魔法…だが超級魔法、」そんな感じで考えていた。…ん?魔法?………あるのか!!!?魔法が!?目を見開き、つい言ってしまった。

「あ、あのあの!えっと!ま、魔法が、あ?んですね!」突然の大声に二人は驚く、いや…大声で驚いたのではなく、また別の驚きなのか?

「魔法を始めて知ったかのような感じだな?こりゃ酷いな…人生のほぼほぼの記憶が…」どうやら元いた世界の幼稚園?に当たる時から魔法に触れて育つらしい、内心、わくわくしている。するとキュリさんが「夜も遅いですし、晩御飯にしましょう。3人分なら作れますしね、」…!反応する、そりゃ異世界で始めての食事だ…

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2話目も作れた〜捕捉を、

超級魔法は、上から2番目の魔法です、下級、中級、上級、絶級、超級、神級魔法と、馴染みやすく、シンプルにしたつもりです。

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