第14話

「え?」

「君ってさ。どう見ても大人だよね?ね?」

答えるのは絶対にダメだ。あの機械がある。

「言動。全てが子供じゃない。」

「、、、」

「僕の予想。もしかして君ってこの透明マシーンを作った人?」

ピンポイントで!?

「顔的に当たりかな。」

「、、、」

「なんで追っているの?」

「クズみたいなことをしているからだ。」

「?」

「前世俺はこのギルドの一員に虐められた。確か加藤と言ったか。」

「、、あ!それギルド長じゃん。」

「は?」

ここで衝撃が走る。

「それが本当なら相当すごいね。ギルドを潰せる。まぁ証拠がないんだけどさ。」

「、、」

「それで、僕的に言ったら転生の原因の方が気になるところだ。」

「あっ、、僕は少年だよー」

「もう遅い。ペラペラと吐いてくれた。」

「、、」

「まぁこれは言わないつもりだ。」

と電話が入った名刺を渡される。

「もし相談があれば言っておくれ。僕はここから佐々木を潰しに行くから。」

、、、

私ね、、兄が佐々木に殺されたの。それがどうしても許せなくて、、

しかもじっくりといたぶってね殺したの。許せない、、許せない!

ごめん。子供に文句言っちゃって。みっともないね。

と泣きながら涼子はしゃべった。


俺の姿とその時重なった。

本当なら、本当ならここまでしなかったかもしれない。

でも自分のような人がいると知るとどうしても許せなかった。

だから協力しようとした。だからそいつをこの手で倒したかった。

、、、

「なあ。」

「?」

「俺もそれを最後まで見届けてもいいか?」

「、、いいね。」

「じゃああと少しよろしく。」

「うん。で透明マシーン。」

「、、」

こいつ、、

「はい。」

「じゃあ受け取ったから。、、僕はね。最初このまま潰そうとしてたんだ。佐々木って権力がすごくてね、僕が倒してしまうと、捕まっちゃうんだ。」

「そうか。」

「そう。でもどうしても自分でやりたいのなら、、認識阻害魔法をかけてやるから自分の手で倒してこい。」

「おう。やってやる。」

そして日にちを決めて俺はそいつと蹴りをつけることにする。

***



ちなみに光輝などの有名人は認識阻害がほとんど意味がなくなります。

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