第5話

「そうか、、残念だな。」

このダンジョンは30層が最下層であった。

スキルを獲得。

30階層を突破した時に与えられるスキル。

俊足(小)

ちなみに怪力は10階層で獲得できるスキルだ。

それに加えて最下層突破1回目として、

魔力限界量増加。

どれだけダンジョンを攻略したかで魔力量は決まる。

そろそろ来るかな?

「いてててててててて!」

スキルがついたことによる肉体改造。

怪力の時も痛かったが、これもなかなかである。

聞いた話だと、(上)などでは気を失うレベルらしい。

基地に戻る。

これまで出た道具を使い。23層に秘密基地を作っている。

「あった。」

ワープカード。

一度使えば消える。

できるだけたくさん、できるだけレアな道具を持ち、

「ワープ。」

移動した。

***

ワープカード。

決めた場所に行くことができるカード。

どこも要望がなければランダム。

***

「戻ってきた。俺の故郷!」

懐かしい。

「おう!みたことのない子供だな。」

「これ買い取ってもらえますか?」

トレジャーハンターであり俺の同年代、親友であった智也。

「、、、どこから仕入れた?」

子供が取れるはずない。そう思い警戒しているのだろう。

だがこの対処方法は決めている。

覚悟は決めている。

「懐かしいな。」

***

「そうか。騙されたのか。」

そうだ。

最初は疑われたが、自分の部屋への入り方、秘密を言い、信じてもらえた。

「にしても神様っていうのはいるんだな。」

「だろ、、」

「、、、お前が戻ってきてくれて良かった。この10年間孤独だったんだ。」

「、、、」

「10年ぶりに愚痴を言い合おうぜ。」

あの町の愚痴も含め10年ぶりに俺たちはずっと喋っていた。

「早く、酒が飲みたいな。」

「だろうな。」

、、、さて

「行くのか?」

「おう。またカードを使ってくるよ。」

、、、

「すぐ戻ってくるから。」

「そうだな。まずは新しい、前の人生では考えられないほどの暖かい家族を助けてやらないとな。」

「おう。」

中にあった、異次元バックに必要な物を詰めて、

「じゃあまた。」

「おう。」

カードで帰った。

明日決着をつける。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る