第3話

「むむむ、、、」

ある程度努力した。

現在、8歳。

父親と対等に戦えるようになった。

だがまだ倒すことはできない。

奴は弱くてもボディーガードが強い。倒した後も資金がなければ、また彷徨うこととなる。

「貿易相手がいない、、」

8年経ってもこの街以外の人が来たのをみたことがない。

「おいそこのガキ!どけ!」

村長がやってくる。

「なんだ?睨んでいるのか?」

と1人のボディーガードが吹き飛ばそうとするが、耐える。

「、、、少し実力があるからって舐めるなよ!」

「やめてください!」

母親が前に立つ。

「すみません。」

「教育がなっていないんじゃないか!?」

市長が叫ぶ。

「やろうと思えば、この町から出す事もできるんだぞ!この町よりも物価は高い!」

「ごめんなさい。ごめんなさい。」

「バシッ!」

「次はないからな。」

と村長、そしてボディーガードは去っていった。

「宗介。帰ったらお菓子食べましょうね。」

いつも父に怒っている元気な母はそこにはいなかった。

家に帰ると戻る。

もうしないと心の中で決めた。

***

8歳、半年。

ある程度の実力をつけて、ダンジョンの奥に行く事もできるようになった。

10層にもなると、金属が出てくる。

通常は技術、金がないため他の人なら売るのだろうが、

「さて作りますか。」

俺は作ることにした。

父は9階層が最高。

そう考えると、子供の成長力はすごい。もしくは神の加護の影響かもしれないが。

ちなみにボディーガードはこの街の中で作られている。

主には10階層を超えた者。

超えた瞬間には絶対に入らなければならない。

なぜなら10階層以上にいかれると宝が出るようになるから。

そこには回復ができる薬などたくさん存在し、もっと危険なものもある。

それ以上にいかれると、ワープも可能になる物も稀に出るので危惧しているのだろう。

「子供だから監視はつけていないようだな。」

気楽だ。

***

9歳、半年。

等級3の鍛治セットがでた。

今回で20回目の挑戦である。

「もっとかかると思ったけど、、」

運が良かったようだ。

じゃあ早速、、

「剣作りにかかろうか。」

***

10歳。

剣を作ったことにより、一気に活性化。

ついには20層に到達。

「さよならだ。」

シュシュシュジャキン!

剣で相手を捌き、ボスを倒す。

20層に初めて到達した時には必ず、、

スキルカードをゲットしました。

「オープン。」

カードから青い画面が出てくる。

、、、やっぱりな。

俺の運の良さ、強くなる頻度。

分かっていた。


スキル

怪力(小)ステータス、神の加護(進化型 中)


神の加護があることが、、

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