第2話
「人が少ないな」
「そりゃあ夜中だもの。明日は土曜日だからなのかしら。去年よりは多いわね。あっ、見て!大きなジャックオーランタンよっ!」
「おお、大きいの!」
街の光が溢れる中。一際目立つ大きなジャックオーランタンがあった。
「やっぱりハロウィンはいいわよねー!」
「まぁそうだな。悪くない。…さてお主。今回はどの人間にするのだ?」
「そうねぇ…、あぁ、あそこにいい人間がいるじゃない」
ジャックオーランタンのすぐそばのベンチ。そこに腰掛けながらコーヒーの缶を飲み干す男がいた。
「ふむ。良いではないか!とても楽しみだ!」
「マオ?おしゃべりは終わりよ。バレてしまうわ」
「わかっとる!ほら、早く行くぞ!」
「わかったから、急かさないでよっ!もうっ!」
路地裏まだ飛んでいき箒から降りた。
やはり魔法使いだから魔法は使える。ということで、箒を一時的に消しておいた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます