第39話 格闘ゲームで◯◯◯ボタンを押したら負けます。
栗雛霧谷side
(なるほどな)
栗雛は何となく選んだキャラが馴染みがある感覚がして選んでいた。
(それにしても)
栗雛は改めてウーファイ(ウーマンファイテングファイターズだと長いので略します)のキャラを見る。
(ええと、ヴァンパイアレディ シア
アマゾネス エミ
レディキラー リカ
クロウズコレクター ミヤ
寡黙な殺人メイド ミリー
戦女神 マヤ
拷問教師 ナギ
命も金次第 アリシア)
栗雛はキャラをどこかで見たような感じがした。
(というかこのゲームは世界観おかしくないか?)
栗雛は世界観にハテナを浮かべていた。
「それじゃあ自分と対戦しながら練習するよ」
拓也は楽しそうに栗雛に言う。
「……」
栗雛は無言で頷く。
「それじゃあ、初心者にまず一つアドバイスするよ」
「……」
栗雛は無言で頷く。
「ガードボタンは押さないこと」
「?」
栗雛は拓也のアドバイスにハテナを浮かべる。
「まあ、ガードボタンを押してガード状態が終えたら隙だらけな状態になるんだ」
「?」
栗雛はハテナを浮かべて理解出来ないでいる。
「とりあえずやってみるよ」
「……」
栗雛は無言で頷きプレイをする。
拓也がプレイしているキャラのミリーが開始した瞬間にマヤに距離をつめて短剣で斬りつける。
「!?」
栗雛は反射的にガードボタンを押してマヤが剣でガード体制に入りミリーの攻撃を防いだ。
(やば)
「……」
拓也は連続でミリーの攻撃を仕掛けて行くうちにマヤのガード状態が解けた。
「!」
栗雛は反射的にボタンを押すがマヤは反応せず一方的に攻撃を受けて行く。
「……」
栗雛は一方的にマヤが攻撃を受けて画面のコンボ数が増えて行く。
「ガード後はこんな感じで一方的にはめられるから気をつけてね」
拓也はボタンを押しながら一方的に栗雛の使うマヤを蹂躙して1本目を終える。
「……」
一瞬で決着がついて栗雛は不思議な様子で見ていた。
「2本目始まるよ」
「?」
栗雛はハテナを浮かべながら画面を見ると2本目開始!と表示される。
(どうすればいいんだ?)
「今度は栗雛から攻撃してみな」
拓也は栗雛に言う。
(よし行くぞ)
栗雛はマヤを操作して剣でミリー攻撃を仕掛ける。
「……」
拓也はミリーがマヤの前に出て来てガード体制になる。
(何でガードするんだ?でもチャンス)
栗雛はボタンを連打してマヤで連続攻撃を仕掛けて行くとミリーがガードしながら前に出て行く。
(ミリーはガードしても後ろに下がらないんだ)
栗雛はミリーを見て不思議な感じで見る。
(そろそろガードが解けるはず)
栗雛はマヤで追撃をして行く。
「!?」
ミリーのガードが解ける様子もなくマヤの間合いに入りカウンターで短剣の攻撃がヒットする。
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