第32話 燐海マヤ確保からの女子会?が始まりました。
燐海マヤside
(っく、何だこの2人)
マヤは力を入れて抜け出そうする。
「……離してくれませんかね」
マヤは肩を掴んで押さえている2人に言う。
「残念ながら離すことは出来ないな」
眼鏡をかけた女性が言う。
「これから部屋に案内するからね」
ベレー帽を被った女性が静かに言う。
「私は栗雛様と一緒が良い!!」
マヤは駄々をこねながら2人に引きずられて行く。
栗雛霧谷side
(さて、どうするかな)
「部屋に案内するよ」
拓也が霧谷に声をかける。
(声が出せないから筆談しないとな)
栗雛は紙とペンを取り出し始める。
「手話わかるから大丈夫だよ」
拓也は栗雛の表情と動作を見て言葉にする。
「(霧島さんが手話わかるなら助かります)」
栗雛はメモ用紙、ペンをポケットにしまって手話で対応する。
「拓也で良いよ」
拓也は栗雛に伝える。
「(手話わかるなんて使う機会があったんですか?)」
栗雛は手話で拓也に伝える。
「いや、一度も使ったことないし今タブレットPCの手話動画を4倍速で見て覚えたよ」
拓也は栗雛に言う。
(4倍速?)
栗雛は驚く。
(凄いな僕だと倍速では覚えることは出来ないな)
栗雛は拓也を見る。
「部屋に案内するね」
「……」
栗雛は頷き拓也に部屋に案内される、
燐海マヤside
「うーーーー」
マヤはほっぺを大きく膨らませて唸っていた。
現在マヤは3人部屋に連れてこられてソファーに座らされていた。
「……仕事だから許せ」
眼鏡の女性が言う。
「上司の命令だからね……」
ベレー帽の被る女性が静かに言う。
「……
マヤは2人を見て言う。
「うーん、れいかちゃんにはクリエイター学園の臨時教師を頼まれて来たから
眼鏡の女性が答える。
「あーしは、れいかちゃんが一杯お金くれるという理由で臨時教師で来たからまあ
ベレー帽の被った女性も答える。
(買収するしかないかな)
「残念ながらあたいも、アリシアも買収は不可能と思ってくれ」
眼鏡の女性は答える。
「……」
マヤは考えていることを当てられて無言になる。
「あーしは、れいかちゃんの契約金の100倍を払えば考えなくもないかな」
アリシアは答える。
「……いくらですか?」
「100億だね」
アリシアは無表情で答える。
「……ふざけ」
「安いよ」
アリシアは静かな声でマヤに言う。
「れいかちゃんの契約違反を前提で動くこと考えると100回は人生を転生する覚悟は必要だからね」
アリシアは説明をする。
「……」
「後は一括で払うことかな」
(絶対に無理だな)
マヤは諦めた表情を見せる。
「……あたいから提案があるんだが良いかな?」
眼鏡をかけた女性はマヤに言う。
「?」
マヤは眼鏡をかけた女性を見る。
「
眼鏡をかけた女性は無表情でマヤに言う。
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