第26話 魔王様のカウントダウン
リカside
「おい、マヤ!今は断ってる
リカは怒り口調で言う。
「私の
マヤは真剣な表情でリカに言う。
「今は、
リカはマヤを見て言う。
「私は魔王だろうが栗雛様を奪い返しますよ」
マヤは自信ありげな様子でリカに言う。
「仮に私がお嬢様達と協力しても
マヤは無表情でリカの目を見る。
「だが、このままだとまずいだろう!」
リカは怒った表情でマヤに言う。
「なら
マヤは力強い声でリカの瞳を見て言う。
「相手は世界を支配出来る程の最強の資産家でも、
マヤはリカの力強い目で瞳を見る。
「ねえねえ、あたくしも話に混ぜて欲しいな」
「「「「!!」」」」
突然、声が聞こえて4人は振り向く。
(霧島霊歌!?)
リカは突然近くに霊歌がいることに驚く。
「……栗雛との面談は終わったのですか?」
リカは緊張した表情で霧島霊歌に聞く。
「ええ、きりちゃんとの話を終えて、あたくしの特殊コード付きの名刺と連絡先を交換したよ」
霊歌は上機嫌な様子で言う。
「……それで俺たちに何か話があるのかな」
リカはサングラスをかけた霊歌の瞳を見る。
「あたくしから提案があるんだけど良いかな?」
霊歌は上機嫌にリカの瞳を見て言う。
「……提案?」
リカは緊張した様子で言葉にすると霊歌は指で3を立てる。
「「「「?」」」」
マヤ、リカ、ミナ、シアは霊歌の指の3を見て良くわからない様子になる。
「……3年」
「「「「?」」」」
霊歌が優しく小さい声でマヤ、リカ、ミナ、シアに言う。
「3年間はきりちゃんには手を出さないから安心して大丈夫だよ」
霊歌は上機嫌に言う。
「……」
リカは霊歌のサングラス越しに瞳を見て表情を観察する。
「信用出来ないかしら?」
「……」
リカは無言で頷く。
「……仮にあたくしが介入したらあなた達なんて1週間もかからないで潰せるからね」
霊歌は笑顔で言う。
「……霧島霊歌は栗雛をどうするつもりなんだ?」
リカは真剣な表情で霊歌に言う。
「あたくし的にはとてもきりちゃんは好みだからね」
霊歌は上機嫌に答える。
「……」
リカは無言で聞く。
「個人的にはきりちゃんをあたくしが独占したいからね」
霊歌は呆けた笑顔を見せる。
「それは許さないからな」
リカは真剣な表情で言う。
「だから、3年は何もしないで上げる」
霊歌は真剣な表情でリカの瞳を見る。
「……3年過ぎたらどうなる?」
リカは霊歌の瞳をサングラス越しに見る。
「……もし3年過ぎて、きりちゃんが誰とも付き合ってなかったら」
霊歌は余裕のある笑みを浮かべてマヤ、リカ、ミナ、シアを見る。
「「「「……」」」」
マヤ、リカ、ミナ、シアは言葉を待つ。
「きりちゃんと結婚するからよろしくね」
呆けた笑みで霊歌は言う。
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