第25話 魔王様にマーキングされました。
「「「……魔王様から
リカ、ミナ、シアは霊歌の表情を見て驚いている。
「
リカは複雑そうな表情でステージの袖から霊歌を観察する。
「魔王様の手にくりちゃんが渡ったら衣類、下着を奪えなくなるな」
ミナは悔しそうな表情を見せて霊歌を見る。
「魔王様にきりやちゃんがとられたら血を吸えなくなっちゃうよ」
シアは悲しい表情で霊歌を見る。
「「「
3人は動けずに見守る。
栗雛霧谷side
「?」
栗雛は霊歌の言っている意味がわからない表情になる。
「あたくしとたまにで良いからお茶を飲みながらきりちゃんとお話をしたいの」
霊歌は上機嫌な様子で栗雛に言う。
「[ごめんなさい、断ります]」
栗雛は霊歌の瞳を見て口をパクパクして謝る。
「……断る理由を教えて?」
優しい声で霊歌は栗雛の瞳を見返して言う。
「[5人の動画編集をしたり学園に行かなきゃ行けないので確実にれいかちゃんと会って話す約束は出来ません]」
栗雛は口をパクパクして霊歌の瞳を見て言う。
「それなら、あたくしの動画を作ってくれないかな」
霊歌は栗雛にお願いをする。
「!?」
栗雛は目を輝かせる。
「あたくしは今まで動画に出たことも作ったことないから是非きりちゃんに作って欲しいな」
霊歌は笑顔で言う。
「[僕も霊歌ちゃんの動画を作りたいです!]」
栗雛はワクワクした表情で口をパクパクする。
「それじゃあ約束だよ」
霊歌もワクワクした表情で栗雛に近づく。
「?」
栗雛は霊歌に近づかれて何だろうという表情を見せる。
「抱き抱き」
「!?」
突然霊歌に抱き付かれる。
「ガブガブ」
「!?」
霊歌に栗雛は首元を噛まれる。
リカ、ミナ、シアside
「「「魔王様にマーキングされてる」」」
リカ、ミナ、シアは絶望的な表情で霊歌を見ている。
「……ミナ、シア、提案がある」
「「……」」
ミナ、シアは一緒に反応する。
「霧谷の奪いあいは休戦しないか?」
リカは無表情でミナ、シアに言う。
「「……」」
ミナ、シアは無言で首を縦にふる。
「……」
リカは愛美が座っている席を見ながら手話をする。
「(愛美、そういうわけで霧谷が緊急事態だから協力しろ)」
リカはステージ袖から手話で愛美に伝える。
「……」
愛美は遠くからと手をグーを作り上げる。
「……マヤいるんだろう」
リカは小さい声で言う。
「いますよ」
「!?」
銀髪のメイドの女性が姿を表す。
「本当はお前の今までやって来たことを問い詰めたいところだが、緊急事態だからマヤも協力してくれ」
リカは真剣な表情でマヤの瞳を見て言う。
「お断りします」
マヤは無表情で冷たい声でリカに言う。
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