第23話 魔王様と栗雛霧谷の公開、拷問、処刑面談
生徒一同が見守っていた。
面談の提案をされてから先生、動ける生徒で急遽、面談用の席とテーブルがステージ上に用意される。
「……」
「……」
霊歌と栗雛はお互いに手を伸ばせば身体に触れられる距離に対面で座っていた。
「ステージセットありがとう」
霊歌は優しい声でお礼をする。
「あなたのお名前をを教えてくれないかしら?」
霊歌は笑顔で霧谷の瞳を見る。
「[栗雛霧谷]」
栗雛は霊歌の目を見て口をパクパクする。
「栗雛霧谷で良いかな?」
「……」
霧谷は無言で頷き、紙に僕の名前を書いて見せる。
「……良い名前ね」
笑顔で霊歌は栗雛を見る。
「あたくしも改めて自己紹介させてもらうね」
霊歌も笑顔で栗雛の瞳を見る。
「あたくしは霧島霊歌、世界の認識では、真紅の令嬢、魔王様と良く言われてるね」
霊歌は優しい声で栗雛の瞳を覗き込み挨拶する。
「字はこんな感じだね」
霊歌は栗雛に文字を書いて見せる。
「[ご丁寧に自己紹介ありがとうございます]」
栗雛は口をパクパクして霊歌の目を見る。
「……今からあなたのことをきりちゃんと呼んでも良いかな?」
霊歌は笑顔で栗雛の表情を見て言う。
「……」
栗雛は笑顔を見せて無言で頷く。
「それでは、きりちゃん面談する前に確認だけど」
霊歌の空気が変わり栗雛の瞳を覗き込んで行く。
「……」
栗雛も霊歌の瞳を覗き返す。
「◯ぬ覚悟があるのかしら?」
「!」
霊歌の冷たい瞳で栗雛は瞳を覗かれ、心臓がドクンと飛び跳ねる。
「[◯ぬきもないですし、◯にたくないです]」
口をパクパクして栗雛は言う。
「!?」
「……この場できりちゃんをナイフで刺し殺してもあたくし霧島霊歌の罪を権力でなかったことにも出来るんだよ」
霊歌はどこからかナイフを出し首筋に突き立てる。
「……」
栗雛は震える様子もなく霊歌の瞳を覗き込む。
「あら?口だけだと思っているのかしら?」
「!!!」
霊歌に栗雛の瞳を奥底を覗き込まれると身体に痛みが走る。
「どこを切られているかわかるかな?」
霊歌は栗雛の近くに行き耳元で言う。
「!?」
痛みを感じるが何をされたかわからない様子になる。
「急所は外してあるから大丈夫だから安心して」
霊歌は耳元で優しい声で栗雛に言う。
「……」
痛みを感じるが意識を保ち霊歌の目を見ようとする。
「……次は心臓と首どちらが良いかな?」
「!!」
霊歌は栗雛の耳元で冷たい声で言われて、心臓がドクンドクンと飛び跳ねる勢いでなる。
「3秒あげるから選んでね」
優しい声で霊歌は栗雛の耳元で言う。
「……」
栗雛は霊歌の目を合わせるように少し離れようとする。
「あらあら、逃げないの」
「!」
身体が金縛りにあったように動けなくなる。
「3」
「……」
「2、ちなみに選択しなかった場合や違う提案したら首、心臓、両方にするから」
「1?」
「……」
栗雛は首に手を指してゆっくりと離れて霊歌の瞳を覗き見る。
「……」
栗雛はゆっくりと呼吸を整えて口をパクパクする。
「[霧島霊歌と純粋に僕は
栗雛は真剣な表情で霊歌の瞳の奥底を覗き込むようにみていた。
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