第9話 縁は異なもの
約束の日に松次郎は連雀町の御屋敷にお絹を迎えに行った。
その際葎が一緒に出て来たのである。
「松次郎殿、お絹を確と頼みましたぞ」
葎はまるで妹を送り出すように、穏やかな表情で声を掛けた。
葎がお絹の為に桃色の間着に帯、外出様にと打掛同様の
髪はしの字返しに結っていた。
これは葎がしたことで、一応大奥に於ける御目見え以下の女中の身形と言えた。
先を歩く若侍は羽織袴姿で二人共とても若くすれ違う者達はその関係を怪しむように見ていたのである。そしてその形は崩れず、お絹は決して松次郎の先になって歩くことはしなかったのである。
母親の躾によるものか、それとも葎の教えによるものであった。
玄関で声を掛けると、式台の次の間から母照子の声で、
「お入りなさい」
と言ったきりで出ては来なかった。
二人は意図を察して襖の手前で正座すると、
「失礼致します」
と絹が声を掛けて左手で引手に手を掛けて少し開けると、その手を親骨に沿って下ろして三寸ほど残して止めると、そのまま体の中程まで開けて今度は右手で体が入るぐらいまで開けて、床の間の前に座っている母親に挨拶して中に入った。
再び襖に向き直って左手で親骨を掴んで少し閉め、右手に持ち替えて体の中程ぐらいまで閉めてその手を引き手に掛けて完全に襖を閉めたのである。
お絹は下手に座して、
「お初にお目にかかります、連雀町に御座います豊川みよ様の御屋敷にて行儀見習いを致して居ります絹と申します。ご当主松次郎様に御縁を賜りましての仕儀では御座いますが、修行半ばにて無作法の段どうかお許し下さりますようお願い申し上げす」
「ご丁重なる挨拶痛み入ります。さぁお絹殿楽にされるが良い」
母照子はお絹の所作を観て安心したように声を掛けた。松次郎から商家の出と聞いて居たので、直接には出迎えず、作法心得を試してみたのであった。
「合格ですかな母上」
松次郎の問いかけに頷くだけであったが、その顔には笑みが浮かんでいた。
「父上は何処に居られるのです?」
「氷室にでも入っているのでしょう。あの人は斯様なことは苦手だから…」
格式ばった社会に身を置きながら、隠居の信之介は若い頃よりその様な型や枠に嵌まるのを嫌ったものだが、とはいうものの最低限の約束事はきっちりと護っていたのである。
その倅松次郎はどうしたことか父親とは正反対で、融通の利かない生真面目な男であった。
寧ろ隣りの甘利敬四郎の方が型破りで破廉恥な一面を併せ持っている男であった。
「ひむろとは何ですの」
聞き慣れない言葉にお絹は興味を抱いた。
「氷室はこおりのむろとかくように氷を外気に曝さないように保存する所だよ」
「松次郎様、その氷はどのようにして……」
「松次郎お絹殿に見せておやりなさい。そのままでは折角のお召し物を汚してしまうだろうから着物だけでも変えたらいい。付いて居らっしゃい」
照子はお絹を着替えに連れて行った。
お絹は照子の普段着に着替えて戻ると、
「お願いします」
と挨拶する。
「うん、では参ろう」
松次郎はお絹の手を引いて勝手口に回ると、潜戸から甘利家の敷地に入った。
目の前に比較的新しい小屋が在り、戸を開けて中に入ると、氷室に降りる扉が少し空いていて中からゴトゴトと音が聞こえた。
お絹は気味割るそうに松次郎にしがみ付いたが、
「大丈夫だよ。父上松次郎です、お絹さんに氷室を見せて上げたいのですが」
「はいよ~今上がるから」
信之介は直ぐに上がって来ると、
「いらっしゃい。中は狭くて結構寒い。上り下りに気をつけなよ」
会ったばかりなのに気安く話しかけてくれるのだった。
如何やら信之介が細工したらしく手摺が付けられていて、上り下りが楽になっていた。特に女子衆には助かる仕掛けであった。
「すご~い、これが雪の塊ですの」
「布を外して見てご覧」
お絹は松次郎に言われるままに布を外してみると正しく氷の塊、正確には雪の塊であった。
「その塊を食べたりするの?」
お絹は塊を砕いて食べたらどうだろうかと考えたようだ。
「暑い時に此奴があると食べ物が長持ちすることは確か。氷の使い道は欠いて食べることも出来るが、何方かというと食物の保存に使うのが良いよ」
「御城でも使っているのかしら」
「一部ではな。奥でも保存には使っているようだが食べ物などに欠き砕いてまでは使っていないと思う」
「何故かしら」
「雪は天から降って来るだろう。地面に降り積もる間には色々な浮遊物が有るというのだよ。それらが混ざった物の塊を高貴な方々の御口に供するというのは如何なものかとのご意見があるのさ」
「お気の毒だわ。子供の時には沢山雪を食べましたよ。冷たくておいしかったもの」
偉くなると色々と制約が掛けられて自由気儘には行かなかったのである。
「寒いだろう、上ろう。そうだこの下段がうちの棚で、上が甘利家の棚だ。置き場所を間違わないように」
「はい」
この様な会話から二人の思いは固まっているようであった。
母屋に戻ると母照子が四人分の箱膳を用意して待っていた。
絹の前にある箱膳は使われていなかったのか、他の物に比べると新しい物のように見える。箱膳の上には混ぜご飯に豆腐の味噌汁、沢庵に平皿にきすご(鱚)里芋の煮つけと載っていた。
「では戴こう。さぁ遠慮しないで食べて」
「はい、戴きます」
絹は先ず味噌汁に口を付け、混ぜご飯を食べた。
「お絹殿、混ぜご飯は如何」
「おいしゅう御座いますが、御飯が…」
母照子の問いかけに言葉が詰まった。
「あなたは多分召しあがった事が無いのでしょうね」
「勿論鹿尾菜や人参は食べては居りますが、御飯のお味が何時もの御米と違うのですが、気の所為でしょうか」
「そうでしょうね。それは玄米よ、食感も違うでしょ」
「これが玄米ですか、松次郎様から伺って居りました」
武家にしろ町人にしろ普通は白米を食べたものだが、疋田家では六日に一度ぐらいの割合で玄米を食べていた。
御家人とて慎ましい食生活であったから、白米偏重の食事とならないように玄米も食べていたのである。
絹は商家の娘であったから白米しか食べたことは無かったが、照子の工夫で混ぜご飯にしてあったので、美味しく食べられたのである。
お茶を飲みながら絹は実家は浅草寺前の東仲町にある小間物問屋で奉公人を三人使っているが、その他に三つ上の兄が見習いとして修業中だとかいうのだった。
そろそろお暇をとなって、奥の間で照子が着付けを手伝った。
「お絹殿、良いお召し物を着ているわね」
小袖や介取を見て誉めたのである。
「これは女中頭のお葎様から頂戴致しました物に御座います」
「お葎様とは奥女中のお葎さんのこと?」
「えぇそうです。今はお年寄豊川様の養女でいらっしゃいます」
「何と!それでは甘利敬四郎との仲は御破算ということか…」
照子は二人が睦まじく一緒に居るところを目撃していたのだから、驚いたのは無理はないがー
何れにせよお年寄の養女となると、何があったにせよ敬四郎にとっては高嶺の花であった。
「あなたもそうならないでね」
どうやら照子は純で素直な絹が気に入ったようだ。
豊川みなの出自が大名となると、養女であっても格式はあった。
葎が豊川から大名か旗本に嫁げば、お絹をその代わりにしないとも限らないのでそう言ったのである。
お絹は疋田家を後にすると何度か後ろを振り返ると、あそこが自分と松次郎との住処なのだと言い聞かせていたのである。
「お絹今度は其方の家に挨拶に行かねばならぬな」
「はい」
お絹は嬉しかった。
〈この人なら護って呉れるに違いない〉と思うのだった。
豊川家の門前で何処からか戻って来た葎と出くわした。
「丁度良かったわ、お寄りになって」
と招き入れられたのである。
葎は客間に松次郎らを案内した。
下女にお茶を持って来させると、
二人を並ばせて話始めた。
「実は御徒町の実家に行って来たの。何しに行ったかというと、お絹を養女にして欲しいと父と母にお願いしたの。事情を話してね、了承してくれたわ。後はあなたのご両親さまのご承諾を頂けばいいのよ」
葎の話を聞いてお絹は泪を流した。
思わぬ贈り物で嬉しかったのである。
松次郎と同じ御家人の養女となる訳である。それなら何の問題もないのだ。
梅野家の養女として疋田家に嫁ぐことが出来るのである。
この二人の話はとんとん拍子に進んで、組頭の田邊久太夫の媒酌で晴れて二人は挙式を挙げることになった。
住まいは御台所町の組屋敷で、両親との同居になりそうであった。
その立役者である豊川葎の婚約相手は、如何したことか未だ決まらなかった。
それなのに葎もみなも焦る訳では無し、のんびりとして居たのである。
元々大名や旗本への縁組を口にしたのは相模守であり、当初は全く気乗りしなかったものなので葎自身は進展がなくとも良かったのである。
例えこのまま年老いたとしても構わないぐらいの気持ちに変わって居た。
豊川みなとしてはお願いした立場上話の進捗を訊ねない訳にも行かず面談を申し出ると、老中の方から大奥に出向いて来たのである。
「豊川殿早く返答したかったのだが、先方の態度がはっきりせんで催促したら、折角の話だが遠慮したいと二家とも言って来よって、いやはや参り申した。ご息女には済まぬが詫びて居ったと伝えて下され」
「畏まりました。葎にはそう伝えておきますが、相模守様も何時までも葎に関わって居られましてはお役目に障りましょうから、一旦白紙にして頂いて結構で御座います。葎もまだやりたいことがあるようですから、当分は好きにさせたいと思いますので…」
豊川みよは実のところホッとして居た。
一応話は白紙となったので、気に止む事も無くなったのである。
みよにしてみれば自身未婚であった為跡取りもなく寂しかったのだが、有能な娘を養女に迎えることが出来ただけで良かったのだ。
細かく言えば多少違うが、葎も養女でなくとも己の居場所が与えられただけで良かったと言えた。
疋田松次郎とお絹の婚礼の日、葎は義母みなに変わって豊川葎として出席した。
この時嘗ての思ひ人の甘利敬四郎も同僚として列席して居たのであった。
懐かしさのあまり何方からともなく声を掛けたのである。
敬四郎は大奥お年寄の養女となった葎に対して、言葉に気を付けて話すと、
「敬四郎様、気楽にお話下され」
と言うのだが、そう言う呼びかけとて以前の葎の言葉遣いではないのだ。
お開きとなって敬四郎は葎の為に篭を呼ぼうとしたが、葎は敬四郎に送って欲しいと頼んだ。
「歩きましょう」と言うので、神田川に向かって歩き、水道橋を向こう岸に渡ったのである。
「何方に行きなさる」
「付いて来て下さいな」
遠回りになるのに如何したことかと思いながらも葎に従うかのように歩いた。
聖堂の塀伝いに明神社へと向かうと鳥居を潜って境内に入った。
「覚えてるでしょ、正月三日の雑踏の中であなたを見つけることが出来たのよ。何をお願いしたかと訊かれたからあなたと同じことと答えたの。思い出した?」
「覚えてますとも」
葎は茶屋に入るとお茶と葛餅を頼んだ。
店の女将が奥が空いてるので移るよう勧めたが葎はその場で結構と断った。
「達者なご様子は受け賜って居りましたがその後も通っていらっしゃるのかしら」
これはハッキリと町屋の女お仙との情交を示唆していた。
「これから暫しの間その方のことをお忘れになって、それ以前のことを思い出しましょうよ、いいでしょ」
そう言うと葎は筥迫の中から小銭を出すと、その場に二人分の代金二百文を置いて、葦簀張りの茶屋を出て男坂を下って行った。
敬四郎はその後を追うように付いて行くのだが、すれ違う参詣者らがそんな二人を振り向いて見ていた。
明神下の通りを歩いて行くと、以前入ったことのある出合い茶屋の暖簾を潜った。
「葎様如何されたのですか」
敬四郎はそれまでの呟きを聞いてその意味を理解したものの、まさか実行するとは思わなかったのである。
葎は躊躇することなく濃紺で裏紅羽二重の介取を外し、淡い空色の間着も脱いで袷肌着だけになると、横になって敬四郎を待った。敬四郎は躊躇ったが、分身は小躍りして何時でも攻め込む体制になっていた。
二人の身分は違っていたが、こうして嘗てのように向き合ってみると、何の抵抗もなく馴染んだもの同士自然に営みができたのである。
「忘れてはいなかったみたいね」
敬四郎は葎の好む姿勢で同時に極まるのであった。
それはお仙のものとは異なり上品に往った。
「ところで葎、相模守様の話はどうなったの 普段なら憚る問い掛けだが、気持も体も解れて樂になっていたので何の遠慮も要らなかったのだ。
「義母が言うには、話を頂いたお二方にはそれぞれに言い交わしたお相手が居るとかで、辞退して来たと言うの。そこで一旦白紙に戻して貰ったと言ってたわ。もう来ないと思うけど…。従って自由の身よ」
豊川は何れ二人は
「葎を裏切った自分が悪いことは確かだ」
「それは私とて同じです。あなたに相談もせずに豊川の養女となったんですもの。本心は違うけど、こうして偶には会って欲しいの。出来るでしょ?」
敬四郎はお仙のこともあったので、言葉には出さずに承諾するように頷いて見せた。
「あぁ良かった。身勝手なのは承知しているわ」
こうして葎は秘密裏に敬四郎との逢瀬を続けることになったのである。
暇な時にしか会えないが、敬四郎との関係ならば安心であったのだ。
良い相手が見っかったと思って安心していた両親にしてみたら、その相手は大奥老女の養女になってしまったと聞いて愕然としたものだが、次は松次郎からの話で町屋の女と付き合ってるようだと聞くと、心配になるのは当然であった。
台所役人の中で独身は然程多くはなかった。仲の良い疋田松次郎もお絹を嫁に貰ったことで周りの者達から囃し立てられることが多くなったが、敬四郎は一向に気にしなかったのである。
明日は非番だが、番士に頼まれた弁当の菜用の食材を袋に詰めて城を出た。
今や将軍様弁当(無論未公認だが)には得意様が居たので、気が進まなくとも作らない訳にはいかなかったのだ。
寝る前に食材を仕込んで、出仕時刻に間に合うように弁当の菜を作ると、後輩の竹中吾平に配布先を付けて渡した。
今回の菜には鶏肉、主にとろみをつけた甘辛な味付けの胸肉が使われていたのである。
其れに手羽の揚げ物を添えてあった。
敬四郎は一寝入りして起きると、取って置いた菜の折り詰めを持って出かけた。
行先は明かさなかったがふきは町屋の女の元に行くに違いないと踏んで居た。
女の勘と言うより母親の勘と言うべきだろうか…正に敬四郎の足は三河町に向いていたのである。
裏長屋のお仙の家の前に立って中桟の上を見ると札はなかった。詰まり家に居るということであった。
「ごめん」
と声を掛けると、お仙は怒った顔して覗いたが、直ぐに嬉しそうにして人目も憚ることなく抱き着いて来るのだった。
井戸端で洗濯して居たかみさん連がその様子にひそひそ話をしたが、お仙はそれらに構うことなく、敬四郎の腕を引いて中に入った。「嬉しい」はご挨拶のようなものだが、抱き着いたまま離れようとしないので、敬四郎袋から折詰と鰹節を出して渡した。
「これ鶏肉じゃない?」
お仙は肉に掛かったとろみを小指に付けて味を見ると、今度は人差し指で掬って敬四郎の口に無理やり差し込んだのである。
「旨いか」
「いい味よ。誰から頂いたの」
と言いながらお仙は背伸びするようにして敬四郎の唇に付いたとろみを舐めた。
こうなると合戦の開始だが、お仙が心張り棒を掛けに土間に下りた隙に羽織や小袖等不要なものを脱ぐと、下帯一つになって横になった。
お仙も負けじと帯を解くと肌襦袢一つになって絡み合った。
「如何して来なかったの」
お仙は責めるように腹の辺りを指で突っつくと、
「城勤めは色々あるんだよ」
はぐらかそうとすると、
「誤魔化しても駄目よ」
と右手を行き成り滑らして砲身を掴むと、自分の方へ強く引っ張った。
「痛い痛い」
「だってあなたが悪いのよ」
お仙が言うには明神下にお弟子さんが居て、お稽古をつけに出張って行った帰りに、敬四郎を見かけたので声を掛けようとしたら、直ぐ後ろにお女中が居ることに気が付いて止めたというのだ。
「ねぇあの方は何方?、奥様?とても美しい方だったわ」
「それは上役だよ。偉い方なんだ」
「あらぁそれは可笑しいわよ」
「何で」
「だってそうでしょう、お武家様にしろ
「道案内して居たから先を歩いても不思議ではあるまい」
〈上手いこと誤魔化してー。まぁ仕方ないか女房になったら許さないから〉
聞こえるように呟くのだった。
そんな女だが敬四郎は満足していた。
一時は女房にと思ったこともあったが、根っからの町屋の女で、確かに情は深いが、可なり嫉妬深そうであった。
こうして付き合ってる分には何ら問題は無いのだが、葎との縁談が遠のいたことで両親らは、跡継ぎを設ける為の伴侶が必要と考えるようになっていたのである。
取り敢えず、組屋敷の中からでもその候補を見つけたいと思っていた。
敬四郎の本心は、葎やお仙と今のような関係で居られるならば、其の方が良かった。
都合の良い考えだが、敬四郎の性格は縛られることを嫌い、自由気ままで居たかったのである。会いたいと思う時に会う。
それが常に新鮮な状態で居られると思うからで、余程の障害が起きない限りそれが理想であったのだ。
両親はそのことは承知してはいたものの、突然葎を連れて来て付き合いだしたことから、てっきり嫁にするものとばかり思っていたのが、葎はお年寄の養女となり、肝心の跡取りは町屋の女に現を抜かすと言う有様に慌てたに過ぎなかったのだ。
それまでは本人の意思に任せるように自由にしていたのだが、隣家の松次郎が嫁を貰って落ち着いてみると、羨ましく思えたのであろうか家を護るという考えが頭を
お仙は敬四郎が帰り支度を始めようとするとその前にしゃがんでお強請りをして放さなかった。
敬四郎も若いだけに鼓舞されれば勢いづいて突進した。それはもう激闘であった。
戦い終えると双方とも力を尽くしたと許相手を称え合い、近いうちにまた一戦を交えることを誓って帰り支度を始めた。
「お仙あの鰹節は紀州印南浦で作られた上等な物だ。使って御覧、いい味出るから」
敬四郎は袴を穿きながら、転がっている鰹節を指してそう教えた。
唯、
肉の入った折や、鰹節の出所を明かさないで裏店を後にしたのである。
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