第3話 父と母との秘密
亡くなった両親 お父さんはデヴィット・キャラウェイ
お母さんはユーリ
お父さんは公爵様と同じミルクティーのようなブロンドに薄い空のようなブルーの瞳公爵様と違うのは少し瞳の大きさが大きく柔らかな雰囲気であるところかな
静かな人だったが何故か笑い声だけは大きな人だった
お母さんのユーリは本当は透き通るプラチナブロンドの髪色なのだが何故か薄いピンク色に髪色を染めていた
瞳もエメラルドグリーンの瞳なのだが薄いブラウン
どういうワケか、髪色と瞳の色を変えていた
実は私も髪色と瞳の色はお母さんと同じなのだが同様に変えられているのだ
お母さんが亡くなった時も、前世で私が亡くなった時にも
誰にも知られていない私と両親だけの秘密だった
「どうして色を変えないといけないの?」
そうお母さんに聞いても少し困った顔をしながら
「そうね、アリスがもう少し大きくなってからお話しするわね」と答えたお母さん
結局、理由を聞かないままお母さんは天国へと旅立ってしまったのでわからないままである
お父さんとお母さんは薬草の知識があり結婚を反対され公爵家を出た後、王都から離れたレイズという小さな村で薬屋を営んでいた
ある日王都に用事があると二人で出かけた時馬車の事故で、亡くなったのである
二人が亡くなった後半年ほどは、隣に住んでいたパン屋のご夫婦に私はお世話になっていたのだが、お父さんをずっと探していた公爵様に見つけられ公爵家に迎えられたのだった
いつも「愛してる アリス」と言いながら抱きしめてくれるお父さん
優しくてそっと髪を撫でてくれるお母さん
ずっとこれからも二人の愛に包まれていたかったのに・・・・・・。
死に戻って中身は18歳のはずなのに5歳のアリスに戻っているせいなのか
広い静かな公爵家の部屋で、一人で眠るには広すぎるベッドで眠るせいなのか
狭いベッドで三人でぎゅと抱きしめ合いながら温もりを感じていた時が恋しくなり大きな枕を抱きしめながら泣きながら眠りについた。
お父さん、お母さん今度こそ私間違えないから・・・・・
だから夢でもいいから会いに来て・・・・・
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