第26話◇事の後で今後を考える◇

 さて、次なる攻略は誰にするか。


 やはり既に種を植え付けてある初音あたりが良いかもしれん。


「亮君、次の女の子のこと考えてる?」

「よく分かったな彩葉いろは

「亮二君ってばぁ。もうハーレム増やすんですか。舞佳まいか達のことほったらかしにしないでくださいね」


 2人の美少女。

 一人は赤い髪の幼馴染み、彩葉。

 もう一人はライトグリーンのポニーテール、舞佳。


 瞳に浮かんだハートマークが普通の状態ではないことを物語っている。


「心配しなくてもちゃんと可愛がってやるさ。っていうか、お前ら2人だけだと俺の相手しきれないだろ?」


「亮君、超絶倫だもんね~♡」

「ホントに♡ 壊れちゃうかと思いましたよぉ♡ こればっかりは予想外です」


 2人相手の3Pは体力が尽きるまでガン突きしてやった。


 エロスキル全開で本気を出すと、快感がオーバーフローを起こしてぶっ壊れる寸前まで追い詰めてしまうので少々加減が必要だ。


 それでも俺の体力はまったく疲弊することなく、しばらくすると全回復して大ハッスルを吐き出すことが可能となる。


 故にハーレムの人数は2人だけでは到底足りない。


彩葉いろは舞佳まいか


「なぁに亮君」

「何かお願いごとですか?」


 俺はこれからのハーレム計画について話していくことにした。


「俺は優奈ゆうな小雪こゆき初音はつね。この3人は最低限ハーレムに欲しい」

「やっぱりそうなんだ♡」

小雪こゆきちゃんと初音はつねお姉ちゃんはらっ君が好きみたいですけど、亮二君に抱いてもらった方がきっと幸せですよね♡」


「ああ。好摩楽人こうまらくひとには悪いが、彼女達は全員俺がいただく。だが、これは争奪戦だ。俺のポリシーとして、パートナーのいる男から奪う真似はしない」


「あの中の誰かが少年と付き合うまでに、3人を攻略しないといけないんだね」

「そうだ。だからあの中の誰か一人でも好摩と付き合い始めたら、その人物は諦めるしかない」


「じゃあらっ君と三人の仲を引き裂くように舞佳まいか達で工作しますか? 亮二君の命令なら、舞佳まいかはやりますよ」


「いいのか? 好きだった幼馴染みだろ?」

「あの三人のことを思えばこそですよ。亮二君に愛してもらった方が、きっと何倍も幸せになれます♡」


 スキルで価値観を上書きしているとはいえ、本人の気質までは変えていない。


 つまりこの考え方は、舞佳まいか特有の考え方だ。結構脳筋なところがあるから、強い男に抱かれた方が幸せ、みたいな価値観なのかもしれない。


 これは俺以上のチートが現われたら奪われてしまうな。怖い怖い。


「そうだな。だが、舞佳まいか達が積極的に動くことはない。あくまで俺が必要な時だけアシストしてほしい。上書きしたとはいえ、幼馴染みである事には変わらないだろ? 自分から関係性を悪くするようなことはしなくていいよ」


「優しいんですね亮二君は。そんな所も素敵です」

「でもぉ、譲る気はないんでしょ?」


「当然だ」


 俺は次なるターゲットを誰にするか考えを巡らせていた。


「あ~、亮二君、舞佳まいか達がご奉仕してるのに、もう他の女の子のこと考えてますねっ!」

「んもうっ! ハーレム増やすのは全然構わないけどさっ。今は私達に集中してほしいなっ」


「すまんすまん。それじゃあ二人並べ。すり切れるまでやるから」


「「わーい♡」」


 攻略ヒロインの三人は確定として、隠しヒロインが一人とサブヒロイン他多数。


 まだまだ攻略できる女は数多い。


 これからが楽しくなってくるところだ。


 二人の美少女とイチャイチャしながら、完全攻略のハーレムエンドへの意欲を燃やすのだった。



――――――――――


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