『託す思い』
頭をよぎった。
ここで二人を切り伏せればおそらく過去が変わるだろう。
俺たちの因縁を根本から断てるはずだ。
だけど黒い渦を見て思った。
俺が、俺たちが突き通した道は結局間違いだったのではないか。
あの時止めなければ、彼の手を取ればこの脅威を防げたかもしれない。
この先1000年の安定を獲得できたかもしれない。
ああ、………明日翔・
そして彼を支えてくれ。
……………
……………
暗闇に響くアナウンス
「現時点をもって霊明期への移行を開始します。承認を」
「承認する」
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