父にオナバレした話(1)

 ある夜。少し勉強の手を緩め、息子に触れ、iPadで過激なビデオを息子と共にキャッキャウフフと鑑賞している時だった。突然現れた気配に一気に鳥肌が立つ。

すぐさまドアの方を向くと、我が父が立っていた。

父と俺は二人して「あ……」という魔の抜けた声を漏らす。

かたや思春期の高校生、かたや40すぎのおっさん。二人の間に気まずい空気が流れる。その気まずい時間を打ち破ったのは父だった。

父は俺がナニをしているのか、どんな内容のビデオで抜いているのか、理解すると、階段を登り二階へと駆け出した。

父は階段を登りながらまだ下丸出しの俺に一言、

「10分後くらいに降りてくるから……」

その瞬間、俺は我に帰った。iPadで再生されていたビデオの内容。それは首絞めオホ声調教モノ。その過激なビデオを見て思う。俺は何をやっているんだと。

正気に戻った俺はズボンを上げ、iPadの画面を変えた。

その瞬間自然と込み上げてくる笑い。

僕はクックックと声を殺して笑っていた。その有り様はまるで化け物。

多分、海野源くんが見ていたらドン引きしていたであろう。

愛猫は俺のことを目を細くしながらじっと見ていた。


それから10分、20分待とうとも、父が帰ってこない。

色々と察してくれたのかな?

そんなことを考えていると、まるで大怪獣ゴジラのような足音が階段から聞こえる。築6年のうちの階段が少し軋んでいるのも感じる。

その足音の正体。それは父だった。

俺は自然と込み上げてくる笑いを抑えて父が現れるのを待った。


次回予告

現れた父!そしてなぜか始まる親子性癖大公開大会!衝撃の事実(性癖)!

次回、『遺伝』


ちなみにこれは昨日の夜の出来事です。

10分クオリティで描きました。

下ネタの話になると筆が進みますね。

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