第2楽章
おい、お前。おい!今これを読んでるお前だよ。
そこじゃ寒いだろう。ほら、もっとこっちに来なさい。コーヒーを淹れよう。砂糖は、いるか?もしいるなら私の机の上にある。勝手に使ってくれたまえ。ほら遠慮するな。こっちに来なさい。どうだ1つ面白い話をしよう。この世界についてだ。私は、この大学の教授でね。この異世界について調べているのだよ。うん?ここは、どこかって?君は、地球から来たのだろう?他の人には、黙ってやるから話でも聞いてくれたまえ。
この異世界は、主に魔力が物を言う世界だ。どんなに運動神経が良くても魔力が無いなら使い物にならない。魔王が復活した今なら尚更だ。
地球にも小学校、中学校、高校、大学などがあるだろう。それは、こっちの世界も同じで受験もある。お互い様ってわけだ。この大学もその一つで魔立大帝音楽大学だ。名前くらい聞いたことないか。地球で言う、東京芸術大学みたいな物だ。意外と凄い所なんだぞ。ところでお前は、ある男を求めて来たのだろう?ほら当ててやろう。見える。見えるぞ。「音乃響。」
図星か。あいつなら第5音楽準備室に居候しているから訪ねるといい。第5音楽準備室なら第5音楽室の隣にある。簡単だろう。ほらコーヒーも飲み終えたならさっさと行きたまえ。うん、わしか?わしは、誰かか。そうだな、カッコつけて言うならば「魔立大帝音楽大学声楽専攻、星乃忍」
勇者を殺す音 字極 @HiToMeDoNo
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