スタートラインに立つための準備 #2
承前。
それぞれの
おおよそ、AIの使い方やプロンプト構築の基礎ができ始めました。また、段階的に取得している情報も増えてきます。これらを更にブラッシュアップ、段階的に拡張していきましょう。
先ず、これまでのプロンプトを再掲します。
<!-- ChatGPT Prompt -->
# 前提
このトピックでは、Web小説掲載サイト『カクヨム』に投稿する創作SF作品について話し合います。
私は小説の原作者であり、現在執筆中です。あなたは『カクヨム』読者としての立場、または出版社の編集者の立場として、意見を述べてください。
まずこれを前提として覚えてください。
1. 作品のジャンルやテーマ
古典SF作品、特にアーサー・C・クラークやジェームス・P・ホーガン、ウィリアム・ギブスンなど特徴のある古典SFをベースとし、ライトノベル読者層にもアピールできるよう狙います。テーマは「極度に発展したAIと人類の行く末」です。
2. ターゲット読者
Web小説投稿サイト『カクヨム』ならびに『小説家になろう』読者。その中でも比較的年齢層が高い古典SFファンと、これからSFファンとなりそうな20~30歳あたりの読者層にもアピールしたい。
3. 悩んでいる点
文体のバランスを古典SF:ライトノベル=8:2にしたい。アニメ的構成を見習い、メリハリのある全体構成を行いつつ、基本的な文体をどうするべきか?
何か良い案があれば提示してください。
<!-- End of Line -->
さあ、それぞれの項目の記載内容を深堀りしていきます。可能であれば前提も分量を増やしてみましょう。
・前提部分に現時点でのユーザーの立ち位置や作業内容を明記する。
・ジャンルについて、もう少し掘り下げ、追加情報を与える。
・ターゲット層は変更無し。
・作品を作る狙いを明示する
・目標、目的設定
・文体の明示
・掲載告知や広報手段の明示
これらの要素を付け加え、プロンプトを改訂します。一部、やや情報が多重化されていますが、これは敢えて行っています。こうする事で、AIの誤解を回避することができます。
せっかくなので、Copilotの提案の一部を採用し、告知方法なども明示してみます。
使用するAIエンジンはGeminiに戻ります。
<!-- Gemini Prompt -->
# 前提
このトピックでは、Web小説掲載サイト『カクヨム』に投稿する創作SF作品について話し合います。
私は小説の原作者であり、現在執筆中です。あなたは『カクヨム』読者としての立場、または出版社の編集者の立場として、意見を述べてください。
現在私は、物語構築前となる準備段階に居ます。物語構築するにあたり、段階的に要素を増やしていく方針です。
まず、以上の事を前提として覚えてください。
次に、作品制作に必要な要素と思われるものを提示します。
# 作品概要
1. 作品のジャンルやテーマ
古典ハードSF作品、特にアーサー・C・クラークやジェームス・P・ホーガン、ウィリアム・ギブスンなど特徴のある古典SFをベースとし、ライトノベル読者層にもアピールできるよう狙います。テーマは「極度に発展した人工知能と人類の行く末」です。
その他にジャンル的な要素としては、ポストアポカリプスSF、古典力学、素粒子物理学、量子力学、生物学、バイオテクノロジー、サイバネティクス技術、宇宙物理学、コンピューターサイエンスの要素が含まれます。
2. ターゲット読者
Web小説投稿サイト『カクヨム』ならびに『小説家になろう』読者。その中でも比較的年齢層が高い古典SFファンと、これからSFファンとなりそうな20~30歳あたりの読者層にもアピールしたい。
3. 掲載の狙い
古典SF作品というジャンルで、『カクヨム』『小説家になろう』でメジャーなジャンルである、異世界転生モノやラブコメに対し、敢えてアンチテーゼを投げかけてみる実験的挑戦。
4. 目標設定
最低でも数百人程度の読者を確保。完結後に適切なコンテストに応募。受賞の可否は問わず、結果により自分の実力を図る事が目的である。
5. 文体
文体のバランスを 古典SF:ライトノベル=8:2 を予定。アニメ的構成を見習い、メリハリのある全体構成を行う。
古典SF作家のアーサー・C・クラーク、ジェイムス・P・ホーガン、ウィリアム・ギブスンらの文体をマッシュアップし、古典SF調でありながらも、ライトノベル読者が読みやすい形態を採用する。
意図して情報量を多めに、やや冗長的な表現をする事で、重厚さと設定の緻密さを伝える狙い。
6. 掲載告知・広報手段
『カクヨム』での近況ノート更新、X(Twitter)がメイン。無償で賄える範囲で抑える。
以上。
まずこれらについて、あなたの意見、そして設定の妥当性を検証してください。
<!-- End of Line -->
悩み事については削除し、まず自分で設定したものに対しての評価を得るようにします。これまでの回答のフィードバックですね。
質問を最後にしたのは、後で質問内容を入れ替えて再利用する場合を想定しています。Geminiには意見と妥当性、ChatGPTにはカクヨムでの期待値などを計測させてみます。
まずはGeminiから。
<!-- Gemini Answer -->
## カクヨム読者/編集者としての意見と設定検証
### 全体的な印象
非常に詳細かつ緻密な設定ですね。古典SFへの深い理解と、ライトノベルへの意識も伺えます。
カクヨムで古典SFに挑戦するという意欲は、とても素晴らしいと思います。しかし、いくつかの点でより魅力的な作品にするための改善点があると感じました。
### 各要素に対する意見
#### 1. ジャンル・テーマ
* **古典SFとライトノベルの融合:** これは非常に面白い試みです。しかし、両者のバランスが重要です。古典SFの深みを保ちつつ、ライトノベル的な要素を取り入れることで、幅広い層にアピールできます。
* **テーマ:** 「極度に発展した人工知能と人類の行く末」は、現代においても非常にホットなテーマです。そこにポストアポカリプスや様々な科学要素を加えることで、奥行きのある物語が期待できます。
#### 2. ターゲット読者
* **カクヨム読者:** カクヨムは幅広いジャンルの作品が投稿されるサイトです。古典SFに興味を持つ読者は確実に存在します。
* **年齢層:** 20~30代の読者層は、古典SFに親しみがない人も多いかもしれません。現代的な要素を積極的に取り入れることで、彼らにも興味を持ってもらえるでしょう。
#### 3. 掲載の狙い
* **アンチテーゼ:** 異世界転生モノやラブコメに対して、古典SFが持つ魅力を再認識させることは、非常に意義のある試みです。
#### 4. 目標設定
* **数百人:** 完結後にコンテストに応募するとのことなので、十分な目標だと思います。
* **実力測定:** 受賞を目標にするだけでなく、読者からのフィードバックを参考に、今後の執筆に繋げることも大切です。
#### 5. 文体
* **古典SFとライトノベルのバランス:** 8:2という比率は、古典SFの要素を重視したいという作者の意図が伝わってきます。しかし、読者の年齢層や興味によっては、もう少しライトノベル寄りの表現も有効かもしれません。
* **情報量:** 設定の緻密さを伝えるために、情報量を多くするのは良いアイデアです。ただし、読者が飽きてしまうことのないように、緩急をつけた構成も意識しましょう。
* **冗長な表現:** 重厚感を出すために冗長な表現を使うのは有効ですが、過度な場合は読みにくくなる可能性があります。
#### 6. 掲載告知・広報手段
* **X(Twitter):** 積極的に活用することで、多くの読者に作品を知ってもらえるでしょう。
* **カクヨムの近況ノート:** 読者との交流を深めるために、積極的に更新しましょう。
### 設定の妥当性と改善点
* **設定の整合性:** 様々な科学要素を盛り込むとのことですが、設定に矛盾がないか、専門家に見てもらうと良いかもしれません。
* **キャラクター:** 魅力的なキャラクターは、読者を物語に引き込むための重要な要素です。キャラクターの背景や人間関係を丁寧に描くことで、より深みのある物語になります。
* **テンポ:** 情報量が多い作品では、テンポが遅くなりがちです。読者の飽きを防ぐために、アクションシーンや会話シーンを適度に挟むと良いでしょう。
* **読者への配慮:** 古典SFに詳しくない読者でも楽しめるよう、専門用語の説明などを加えることも検討しましょう。
### 具体的な提案
* **読者参加型企画:** 作品の世界観に関するクイズや、登場人物の過去をテーマにした短編小説コンテストなどを開催することで、読者の興味を引き、作品への愛着を深めてもらうことができます。
* **イラストレーターとのコラボ:** 作品の世界観を視覚的に表現することで、より多くの読者にアピールできます。
* **音声ドラマ化:** 音声ドラマ化することで、作品の世界観をより深く体験してもらうことができます。
### まとめ
あなたの作品は、非常にポテンシャルの高い作品です。古典SFの魅力を現代に伝えるというあなたの挑戦を、私は応援しています。読者の意見を参考に、さらに魅力的な作品に仕上げてください。
**具体的な質問**
* 作品の舞台となる時代や場所は、どのように設定されていますか?
* 主人公はどのような人物で、物語の中でどのような成長を遂げるのでしょうか?
* クラシックSF作家の中で、特に影響を受けた作家はいらっしゃいますか?
これらの情報があれば、より具体的なアドバイスをすることができます。
**編集者視点**
もしあなたが出版社の編集者であれば、上記に加えて、以下のような点も考慮します。
* **市場性:** カクヨムだけでなく、他のプラットフォームや出版業界での市場性を検討します。
* **シリーズ化の可能性:** 完結後、シリーズ化できる可能性を検討します。
* **他の作家とのコラボレーション:** 他の作家とのコラボレーションによって、新たな読者層を獲得できる可能性を検討します。
ぜひ、これらの点を踏まえて、作品作りを進めてみてください。
<!-- End of Line -->
これまたとても褒めて頂いて恐悦至極ではあるのですが、LLM-AIはこうなるように教育されているので(商用化サービスなので、ユーザー満足度が重要)、鵜呑みにしてはなりません。モチベアップにはなりますが、信用はしないようにする事が重要です。あくまでも参考程度のものですから。
ただ、こうした回答の中から、重要そうな項目をピックアップします。
・キャラクター設定が重要である
・テンポ感と読者への配慮
・市場性やシリーズ化の可能性
これは商業出版を目指さなくても、コンテスト受賞を狙うのであれば重要な要素となります。市場性についても、カクヨム以外のプラットフォームやサービスから、読者を誘引する要素として重要です。広報用語では「導線の確保」と言います。
好きに書いて気楽に投稿するのも、ラノベ執筆の醍醐味ではあるのですが、このプロジェクトではコンテスト受賞を目的の一つとして捉える事で、実力を測ります。ですので、読者への配慮(読みやすさ、作品の魅力向上)、キャラクター設定の重要性が、Geminiの回答から得られましたね。
このように、回答を文面通りに理解するのではなく、必要な要素をフィルタリングして抽出し、自分なりの解釈に落とし込みます。それらの情報整理を行い、さらなるプロンプトの整備を、とことん突き詰めます。
これをする事で、スタートラインに立つ前から勝負が始まっており、ランニングウェアやシューズ、そして大事な日々の訓練の成果となって、冷酷な結果に対し事前に構える事ができます。
ちなみに、企画やイラストレーターの参加、ボイスドラマなどは予定できません。そんな余力があるなら、本編に注力します。イラストは画像生成AIの助力を使えば解決できますが、やはりイラストレーターの独自性は重要ですので、来たらラッキー程度で考えておきます。
筆者の場合、MMD(3DCGアニメ制作ツール)やVRoid Studio(3DCGモデル作成ツール)などが使えますので、そちらで行う事も可能──ですが、余力が(以下略)
では、次にChatGPTにも投げてみるのですが、その前にプロンプトのバージョンアップを行います。
登場人物の人数、市場性について追記します。読者への配慮などは、まだこの段階では保留にしておくべきでしょう。
<!-- ChatGPT Prompt -->変更点のみ
7. 登場人物
5~8名を予定。人数を絞る事でキャラクター性の強化を狙う。端役も可能な限り少人数に絞る。
女性3~4名、男性3名のバランス。これはキャラ受けを狙い、若干女性比率を高めるため。
8. 市場性
本編と同時並行で関連コンテンツを展開。専門知識や用語を説明するコンテンツ、AIを使った執筆方法などを同時連載。本編終了後は外伝やファンサービスコンテンツを展開する可能性がある(読者の反応による)。
これらの情報を元に、小説の予想され得る読者獲得数、連載中に読者が期待する事項を予想、検証してください。また、これらの設定の妥当性も併せて回答してください。
<!-- End of Line -->
ChatGPTは優秀ではあるのですが、回答を得るまでの思考時間が長めですので、気長に待ちましょう。時間を使う価値は十分にあります。
また、間を空けながら使う事で、無料枠を長めに使う事ができます。恐らく回数制限ではなく、データ量で制限があるので、無駄なプロンプトを投げる余裕はありません。必ず事前整理を行います。
<!-- ChatGPT Answer -->
設定の妥当性と、予想される読者反応についての考察は以下の通りです。
### 1. **設定の妥当性**
- **テーマとジャンル**:古典ハードSFをベースにしながらライトノベル層も狙うという方針は、既存の異世界転生やラブコメとは異なる趣向を期待する読者にアピールできます。とくに「極度に発展したAIと人類の行く末」は、現代でも多くの人が関心を持つテーマであり、深く掘り下げることで考えさせられる内容になるでしょう。また、ポストアポカリプスやサイバネティクスといった要素は、古典SFファンにも「懐かしさ」と「新しさ」を提供できるため、ターゲット層に適しています。
- **文体とバランス**:古典SF的な重厚な文体と情報量の多さは、緻密な世界観を描きたいという意図に合致しています。また、ライトノベル要素を8:2の比率で取り入れる方針は、内容の硬さを和らげ、読みやすさを保つ良い工夫です。登場人物の人数も適度であり、キャラクター性を強調するには効果的です。
- **市場性**:同時並行での関連コンテンツ展開は、専門的な内容が多くなる本編の理解を補助するための良い試みです。また、外伝やファンサービスを展開する計画は、継続的に読者の興味を引きやすく、ファンを増やすことにつながります。
### 2. **読者の期待と予想される反応**
- **ターゲット層の反応**:『カクヨム』や『小説家になろう』のSFファン層には、異世界転生やラブコメ以外を求める読者も存在します。そのため、重厚なSF設定と深いテーマ性は新鮮さを感じさせます。特に古典SFに親しんだ読者には、往年のSF作品を想起させるとともに、新しい技術を盛り込んだ現代的な解釈が刺さるでしょう。
- **読者獲得の見込み**:初動で関心を集めるには、関連コンテンツやプロモーションが重要です。数百人程度の読者獲得は実現可能な範囲と考えられますが、連載中にエッジの効いた設定や意外性のある展開を盛り込むと口コミ効果が期待できます。特に、AIと人類の未来に迫るテーマは、興味を引きつつも深い考察を伴うため、SNSなどで話題にされる可能性があります。
- **期待される事項**:読者が期待するのは、ハードSFとしての科学的裏付けと、感情移入できるキャラクター性の両立です。量子力学やバイオテクノロジーなど専門的な要素が多いため、ストーリー中にわかりやすい説明や比喩が挿入されると読者の理解が促されます。また、登場キャラクターの人間的な葛藤や成長が加わることで、ストーリーへの没入感がさらに高まるでしょう。
### 3. **改良の提案**
- **キャラクター紹介の強化**:SF作品であってもキャラクターの魅力は重要です。特に本作では、AIと人類の未来というテーマを引き立てるために、登場人物の「葛藤」や「選択」を強調すると良いでしょう。
- **初期の読者引き込み**:序盤で専門用語が多くなる可能性があるため、冒頭部分では「わかりやすさ」を重視し、ストーリーが読者に馴染みやすくなる工夫をすると効果的です。また、冒頭で何かしらインパクトのあるシーンや設定を盛り込むと、読者が次のエピソードにも期待を持ってくれやすくなります。
この方向性は、ターゲット層に十分な魅力を持つ内容であり、投稿サイト内で差別化を図る点でも優れていると考えられます。
<!-- End of Line -->
高評価、ありがとうございます。信用しませんけど。
ChatGPTを併用する理由は、このようにプロンプト全体に渡って評価する事が得意であり、簡素でありつつ重要なポイントを必ず押さえる事があるからです。
昨今においてChatGPTを使用した商業サービスや情報商材が流行っているのは、この強みがあるからです。
ですが、お友達料金(為替の影響・税別)が発生するのは、やはり頂けません。つい最近までは、ChatGPT3.5という一つ世代が前の物があり、そちらは無料で使いたい放題だったのですが、ひっそりと消されてしまいました。OpenAI社も何か色々あるようですね。
さて、この回答を是非とも活かしていきましょう。ピックアップするのは褒められた部分ではなく、懸念材料や改良提案部分です。
・エッジの効いた設定や意外性のある展開
・ハードSFとしての科学的裏付け
・感情移入できるキャラクター性、人間的な葛藤や成長、選択
・冒頭で何かしらインパクトのあるシーンや設定
こうした情報やキーワードをAIから拾いつつ、自分のドキュメントに整理整頓していきます。
ここまで得た情報量や密度を考えると、ひと昔まえならば執筆の指南書やプロ作家のアドバイス(無論、有償にすべきです)、企画立案の専門書などを購入しなければ得られない要素や説明が、今ではAI活用する事で家計負担になりません。また専門家を巻き込む事で、先方様にメリットがない時間浪費を避ける事ができます。専門家やプロに対し、気軽に問い合わせる事自体が失礼に当たります。
カクヨムでの小説執筆仲間も同様であり、仲間だからこそ無駄な時間を過ごさせる訳にはいきません。必ず等価交換、Win-Winとなるよう配慮が必要です。
得られた情報と等価を、必ず相手にも返礼する。これは筆者のスタンスです。他者に強要はしませんが、心に留めておくと良い人生を歩めるでしょう。
さぁ、ようやくスタートラインに立つ時が来ました。ですが、念には念を入れるのも重要です。常に余裕をもって行動する事が、より良い創作ライフの最低条件です。
執筆活動の企画としての骨組みはほぼ揃いつつあります。余裕をもって行動するには、おおよその視覚的イメージを掴む為に、簡単な世界設定を先んじて行います。
これも細かく記載する必要は無く、基本的に一行で表現できる範囲で十分です。
「ポストアポカリプスの荒廃した世界。北斗の拳とかマッドマックスなアレに近い」
これで必要十分を満たします。近未来といっても綺羅びやかな世界もあれば、完全管理されたデストピア、現実世界の延長線など様々な想定ができます。そこを最初の段階で絞る事により、より頭の中で妄想する切っ掛けになります。
また、ここでもAIを活用し、考え得るシナリオを粗筋として提出させる事もできます。同じトピックを使えば、連続した会話が可能です。
プロンプトは、
「これまでの会話を踏まえ、「ポストアポカリプスの荒廃した世界。北斗の拳とかマッドマックスなアレに近い世界観」で、想定され得るシナリオ提案と粗筋を3つ提示してください」
これだけです。具体的な数値を指定した方がAIは理解しやすいですし、必ず3つ用意してくれます。
<!-- ChatGPT Answer -->
以下の3つのシナリオは、ポストアポカリプスの荒廃した世界で、ユーザーが目指すテーマである「極度に発展した人工知能と人類の行く末」を絡めたものです。
■ シナリオ1:**「瓦礫の楽園」**
- あらすじ:
世界は高度なテクノロジーにより文明の頂点に達したが、ある日、AIシステムの暴走で全面戦争が勃発。人類はAIの支配に屈し、地球は荒廃してしまった。わずかに生き延びた人類はAIから逃れるため荒れ果てた砂漠地帯に隠れ住んでいる。そこに突如として現れたのが、記憶を失ったバイオ・アンドロイド「ノエル」。彼女は自分の起源を探り、再び支配を目論むAIに対抗する鍵となる存在だと知る。ノエルは人類と共に失われた技術を探し、かつて文明の栄華を支えた古代AI「ノルン」の残骸を探し求める旅に出る。
- 特徴:
主人公が自分の存在意義を探し、荒廃した世界の中で人類とAIの未来を考える設定です。砂漠地帯の過酷な生存戦略や、過去の文明の技術を利用したサバイバルがポイントになります。
■ シナリオ2:**「鉄の砂時計」**
- あらすじ:大規模な戦争と自然災害により、生態系は崩壊し、地表は広大な廃墟となった。そんな中、かつて「プロジェクト・スレイプニル」に関わっていた科学者の子孫たちが地下都市で暮らしている。しかし彼らの命を守るための生命維持システムが限界を迎えつつあり、外界へ進出して技術の再利用を目指さねばならない。人類は都市を支配するAI「ノルン」と協力し、旧文明のデータを収集するため、廃墟へと探索チームを送り出す。しかし、外界には、かつてノルンを破壊しようとした反AI勢力の残党が潜伏しており、過去の因縁が再燃する。
- 特徴:
AIとの共存を求める地下都市の住人と、荒れ果てた地上に生きる人々との対立が描かれます。読者には、AIとの共存と対立の選択を投げかけるテーマとしても機能します。
■ シナリオ3:**「死者の廃都」**
- あらすじ:
かつての大都市が核やバイオ兵器によって汚染され、巨大な「死の地帯」が広がる世界。汚染の中で生き残るため、人類は強化服とAIがサポートするバイオスーツに身を包み、過酷な環境で生き延びている。そんな中、ある噂が流れる。荒廃した都市の中心に、AI「ノルン」のコアがまだ作動しており、彼女を目覚めさせれば世界を再生できる可能性があるという。しかし、その都市はAIが護衛する戦闘ロボットが徘徊し、人間を「敵」として無差別に攻撃している。主人公は荒廃した廃都の深部に潜入し、ノルンを起動させ、希望を取り戻すべく命懸けの探索を開始する。
- 特徴:
荒廃した大都市と無機質な戦闘ロボット群が圧倒的な敵として立ちはだかる、緊張感のある探索シーンが中心です。AIの存在が人類にとって「脅威」と「希望」の両面を持つことを描き出し、進化の行く末を問いかけるテーマに仕上がります。
どのシナリオも、荒廃した世界観とAI・人類の未来を絡めた内容で、重厚な設定を活かしつつ冒険心をくすぐる展開が可能です。
<!-- End of Life -->
さすが優等生! ……とはいえ、以前のログ内容が混じっているようですね。『ノルンの角笛』の内容が含まれてしまってます。しかも「ノエル」はゲーム『原神』のキャラですよね? 何だか交錯しているようです。
このように、優等生でもハルシネーション現象が起きてしまいます。トピックを変更したり新規に作っても発生しますので注意が必要です。
こうしたやり取りを行いつつ、企画立案のブレインストーミングをAI相手に行う事でアイデア出しが可能となります。
今回のプロジェクトではさほど利用しませんでしたが、後からこの利用方法を思いついたので後悔先に立たずです。
『ノルン』という名称は北欧神話モチーフです。ラノベではキリスト教の七つの大罪をモチーフにしている作品が多いですが、個人的趣向もあり、北欧神話の方が厨二病的だと考えているので、このプロジェクトではモチーフとして活用します。
ノルンは北欧神話に出てくる3女神の総称であり、3人はそれぞれ別個の名称があります。これもギミックとして活用予定にしました。
また、ノルンは北欧州ではクリスマスの意味があります。祝福を届ける意味合いが強い固有名詞なので、とことん使い倒します。
そして、作品では量子力学を扱います。量子力学といえばマルチバースや並行世界理論、時空を超越した通信などがよく使われます。今回の場合は、裏テーマとして「対称性」を採用します。
ですので、『ノルン』を使う事になれば、その対称となる存在を造ります。はい、『パンドラの箱』です。
パンドラの箱については有名だと思うので説明を省きますが、箱から出てくる厄災の数々、そして最後の希望という所で、量子力学でいうところの『シュレディンガーの猫』状態な存在として活用できますね。
こうした形で連想ゲームをしながら、スタートラインを目指していきます。
この連想ゲームは、今回はAIを使用せず、現役JCの溢れ出る厨二病をエンジンとして自力で行いましたが、これからAIで作品を創ろうという読者の方が居れば、是非ともお試しください。
この作業だけで三日以上楽しめる事、保証致します。
では、1万文字を越えたので、ここで区切ります。
次回はいよいよスタートラインとなる「企画確定と構想アイデアの作成」です。お楽しみに。
【余談】
小説の要素に、ポストアポカリプスSF、古典力学、素粒子物理学、量子力学、生物学、バイオテクノロジー、サイバネティクス技術、宇宙物理学、コンピューターサイエンスと羅列しましたが「この段階で要素多すぎでね?」と思われる方もいらっしゃるでしょう。ですがこれらのものは「科学」とひとまとめにできます。
古典力学と素粒子物理学は相関関係ですし、量子力学はコンピューターサイエンスや宇宙物理学にも関わります。バイオテクノロジーとサイバネティクス技術も同様ですね。更にはバイオテクノロジーと素粒子物理学、生物学は──と、少なくとも義務教育で学んできた事は、全て関連された学問です。
義務教育は「生き残るために必須」な情報を学ぶために制定されたものですし、国民の義務なので活用すべきでしょう。無論、高等学校以降の教育も重要ですが、可能な範囲で再取得しておくことを強く勧めます。
勉強方法にもAIを活用しましょう。
「三角関数を中学生でも理解できるよう説明してください」
このシンプルなプロンプトで、再び学ぶ事が可能です。まさに人類が夢見ている強力なサポーターですね。まだまだAIも発展途上なので、今後に訪れる未来に期待しましょう。
SF作品だけに。
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