第2話 城下町の美尻発見!
石松紅とその家臣たちは、まずは城下町をくまなく探索することにした。美尻の持ち主は身近にいるかもしれないと、紅殿様は期待を胸に歩みを進める。
「殿様、今日はどなたのお尻を拝見しに行きましょうか?」と、家来の一人である弥助が尋ねる。
「ふむ…まずは商人たちが集まる市場だ!わしの目に叶うお尻がきっと見つかるはずじゃ!」と、紅殿様は鼻息荒く答えた。
市場に着くと、紅殿様はあらゆる方向に目を光らせて歩き回る。野菜を売る農家の女性、魚をさばく若い職人、布地を広げる商人たち——紅殿様は彼らの後ろ姿を鋭い目つきで観察するが、なかなか「これぞ!」というお尻には巡り合えない。
「うむ、見た目だけでは分からぬな。やはりお尻の美しさは、姿勢や筋肉の質、そして全体的なバランスも大切なのだ!」と、紅殿様は真剣な表情で分析を始めた。
そのとき、ふと目に入ったのは、薬売りの小柄な娘、花子であった。彼女は背中をまっすぐに伸ばし、商品を整理している。小柄ながらも健康的で、引き締まった体つきが際立っている。
「おお、あの娘のお尻…見事ではないか!」と、紅殿様はすぐさま花子に声をかける。
「そこの娘、少しこちらに来てくれぬか?」
突然声をかけられ、花子は驚きながらも近づいてきた。「はい、何かご用でしょうか?」
紅殿様は真剣な面持ちで花子に説明を始める。「実はな、わしはお尻の美しさを追求する者であり、お主のお尻があまりにも見事で、ぜひ城に模型として残しておきたいのじゃ!」
花子は一瞬戸惑ったが、紅殿様の熱意と真剣な表情に思わず笑いを堪えられなくなった。「そ、そんなことでお呼びだったんですね…。まあ、面白そうですし、お役に立てるなら…。」
こうして、花子は城に招かれ、職人たちによってお尻の型を取ることに同意した。紅殿様はその出来栄えに満足し、「これぞ我が城にふさわしい美尻だ!」と感激した。
しかし、この出来事が町中で噂になり、次第に「おしりの城」の名は広まっていく。これが紅殿様の「美尻コレクション」の冒険の始まりであり、各地から美尻の持ち主が訪れるきっかけとなったのである。
次回、さらに個性豊かな美尻たちとの出会いが待っている!
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