おしりの城〜ケツ殿様の大冒険
星咲 紗和(ほしざき さわ)
第1話 おしりの城、完成!
その日、城の天守閣で凛々しく立つ一人の殿様がいた。その名も石松紅。彼は、風変わりな趣味を持つことで有名であり、その趣味がついに形となり、「おしりの城」として完成したのである。
紅殿様の心を捉えてやまないのは「お尻」。その美しさ、丸み、張り、全てに彼は魅了されていた。そして彼は、一念発起してお尻を讃える城を築こうと決心したのだ。この城には、城内の女中や侍、町人など、さまざまな人々のお尻の模型が丁寧に並べられている。石松紅の指示のもと、お尻の形を一から取るために、日夜職人たちが細部にまでこだわって制作に励んでいた。
「見よ!これこそが、わしの夢であり、志である!」と石松紅は胸を張り、堂々と語った。
ところが、紅殿様の美尻探求の欲求はまだまだ尽きない。「もっと、完璧なお尻があるはずだ…」とつぶやく彼の目は、城の外へと向けられていた。すぐさま家臣たちを呼び集め、新たな命を下した。
「わしは、この城に相応しい至高のお尻を求めて、全国を旅するぞ!お前たち、わしと共に参れ!」
家来たちは顔を見合わせ、苦笑いしながらも、殿様の無茶ぶりには慣れている。何より、彼の情熱に触れると、どこか応援したくなるのだ。
こうして、紅殿様と家来たちの「美尻探しの大冒険」が始まった。果たして彼らは、紅殿様が求める究極のお尻に出会えるのか?
次回、道中で出会うお尻たちとの笑撃の出会いが待っている!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます