第21話 名付けの苦労

小説の登場人物、キャラクターの名前を付ける作業は、毎度、苦心するところです。


矢芝の小説は、和風、洋風、中華風で分けるのならば、ほぼ洋風です。


なのでそのキャラクターの名前も、ざっくり言うところの、洋風になります。


過去、矢芝は名付けで大失敗しておりまして…


語感が良いからと、安易に付けてしまった名前の意味が、あんまりよろしくないものでした。


同じ音と綴りが英単語にありまして…

その意味が、ちょっとよろしくなかった。


矢芝がその意味を承知して、わざと付けているのなら良かったのですが、全くの偶然だったので、「あちゃー」という感じでしたね。


しかも、そのキャラクターに全く似つかわしく無い意味だったので、尚更。


コンテスト落選時に気付いたので、カクヨム公開時には、改名しました。


以来、キャラクターに付ける名前は気を付けるようにしています。


以下、矢芝のキャラクターを名付けする時の、ちょっとしたこだわりです。


・できるだけ汎用性の高い名前を使う。

平たく言えば、よくある名前。

実在した人の名前ならば、尚良し。

もちろん、作品によります。


・あまり長い名前にしない。

(王様とかは、長い名前の方がそれらしかったりするので、例外)


・呼びやすい(読みやすい)おんにする。


・なるべく音が被らないようにする。


これらを踏まえて、名前を付けているのですが…


先日、18人の皇子皇女と、その母親(お妃)たちの名前を全員付けた時は、途中で放り出しそうになりました…


しかもこれ、作中に登場するのは、このうちの半分もいないのに、会話などで名前だけ出て来る可能性が高いので、付けざるを得なかった案件。


設定した人物のどこまでに名前を付けるか。

これはこれで悩ましいのですが、この話題はまた別の回で触れたいと思います。


ともあれ、

キャラクターの名前が決定すると、ぐっと愛着が湧きます。


そして、矢芝が書こうとしている世界のピースが、またひとつ埋まって行くのです。
























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