月2回のカラオケを重要視するために
星咲 紗和(ほしざき さわ)
本編
私は、毎月2回、必ずカラオケに行くと決めました。普通に見えるかもしれませんが、この決意は私にとって大きな意味があります。カラオケに行くという一見シンプルな行動が、私の生活とモチベーションを支えているのです。
障害年金で生活をしている私は、日々の生活をより充実させるために作業所に通っています。そこでの仕事は、生活に必要な収入の一部を賄い、リズムを整えるために欠かせないもので、生活に張り合いを持たせるための大切な拠り所です。しかし、精神的なエネルギーの消耗やストレスを抱えながら通うのは決して簡単ではありません。だからこそ、何かしらのモチベーションが必要でした。そして、私が見つけたのが「月2回のカラオケ」という楽しみです。
カラオケという小さな目標
カラオケが好きな理由は、単純に歌う楽しさだけではありません。自分の気持ちを声に出し、自由に表現することで心がリフレッシュできるのです。音楽に合わせて歌うとき、日常の煩わしさや不安から解放され、ストレスが和らぎます。月2回、カラオケに行くことを目標に掲げ、それを楽しみとすることで、日常にリズムが生まれました。
この決意は私の生活を変えました。カラオケに行くためには、体力も気力も維持する必要があります。月2回のカラオケを楽しみに、作業所での仕事も以前より意欲的に取り組むようになりました。カラオケに行くために頑張るという明確な目標があると、日々の努力が積み重ねられていくのを感じます。この小さな目標が、日常の中で確かな支えになっているのです。
休み方を見直す
この目標を決めてから、休み方も見直すようになりました。以前は、どこか気持ちが沈んだときや体調が優れないとき、少しのことで休むことがありました。しかし、今は「月2回のカラオケ」と「必要な病院通い」を優先することで、自然と他の日は作業所に通い続けようと思えるようになったのです。「カラオケのために頑張る」「病院の日は仕方ない」と割り切ることで、日々のリズムが整い、生活に充実感が増してきました。
この習慣を取り入れてからは、むやみに休むことが減り、できる限り通えるようになっています。そして、以前よりも規則正しい生活ができるようになり、体調やメンタルの安定にもつながっています。カラオケのために仕事を頑張る、という一見小さなことが、私にとっては大きな意義を持つようになりました。
カラオケを使命に変えて
今では、カラオケはただの楽しみや息抜きではなく、私にとって「使命」のようなものになっています。カラオケに行くことでリフレッシュし、そのために働き、そのサイクルを続けることで日々の生活がより充実したものになる。こうして、小さなことが大きな意識の変化をもたらしました。
月2回のカラオケがあることで、私は日々頑張る理由を見つけられました。これからもこの目標を続けていくことで、自己成長や充実感を深めていきたいと思っています。
月2回のカラオケを重要視するために 星咲 紗和(ほしざき さわ) @bosanezaki92
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