第4話
「ヤニ切れてイライラしてる訳じゃなさそうだな?」
俺の落ちたライターを拾って、俺のすぐ傍に煙草を置いてくれる香月がそんな意地悪な質問をして来る。
それからぶら下げていたコンビニ袋を俺の目の前に置いた。
「飯と水と栄養ドリンクだ。どうせここで二日酔いで動けなくなってんだろーなと思って」
ポケットから携帯を出せば昼前だった。
休日だってのに今日も香月はビッシリスーツでキメてる。
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