第15話

中学1年の夏。



「ハル、ハル、起きろよ」




真夏の夜中。クーラーガンガン効かせた、消し忘れたテレビの青い光が闇に溶け込む俺の部屋。



熟睡していた俺の目の前に、何故かスバル君がいる。





「……ん、なぁに?スバル君」


「今から集会なんだけどお前も連れてってやるよ」


「集会?全校集会…?」


「寝ぼけてるな?俺のセットアップかしてやる。黒と金の、見るからに悪そうなジャージ!これ来て、バイク乗って出掛けるぞ!!」





…とても眠かった。正直ベッドから出たくなかった。




だけどスバル君の言う事には逆らえない。

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