第16話
気づけば俺はスバル君の単車に跨って、集会とやらに向かっていた。
たどり着いたのは、だだっ広い駐車場。
火が焚かれていて、まぁまぁ明るい。
俺は、スバル君は暴走族なのかと思ってたけど違った。
みんなアメリカのギャングスタみたいなかっこうをしている。
「ハル、これがチーマーの集会だ」
これが俺がチーマーと、それからロックの世界に足を踏み入れるきっかけになった出来事だった。
「え?hiphopじゃなくて、ロックなの?」
それからリスペクトしているカルチャーは、LAやNYのやんちゃなBボーイではなく、ROCKという事がわかった。
「そ。悪いかよ?ほとんど皆バンドマンだよ」
「へー」
「まぁ、この街ってライブハウス多いし、不良も多いし、色々融合して新しいカルチャーが生まれたって感じじゃない?悪いやつは音楽が好きっつう」
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