第14話

俺は中学に入ってからはモテまくりで、毎日が薔薇色だった。




「にゃー」



その時くらいから、ミツルが荒れ狂うスバル君が少しでも癒されればと、一匹の、毛の長い白猫を買い与えた。




なんだか色っぽいメス猫だった。



猫は、スバル君が愛理と名付けた。

スバル君の当時の彼女の名前。でもやたらと俺に懐いていて、色っぽくすりよってくる大人な女だった。



(猫からもモテるなんてさすが俺だ)




兄貴も猫の愛理のおかげで(?)不良街道はまっしぐらだったけど家では暴れなくなった。

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