第10話

「うわー。枝豆美味ー。まともな飯今日初めて食った」


「え?麗さんまた朝から何も食べてなかったの?」



マナは綺麗な二重瞼を少し見開いた。そう尋ねて首を傾げると栗色の柔らかそうな髪がふわりと揺れた。




「今日の朝は寝坊したんだよ。昨日もお前らとここで飲んでたから!」


「あはは。明日も遅刻しないようにしないとね」


「お前ら昨日もそんな会話してたな。麗の体は枝豆と焼酎で出来てるっつっても過言じゃねぇな。あとはSevenstars」




……いや、過言だろ。

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